中学生にスマホはいる?いらない?伝えるべきルールとメリット6選!


今年中学生になる子供にスマホを持たせたいけど、便利な反面不安もたくさんあるわ。スマホは与えない方がいいのかしら?
子供が大きくなるにつれて何かと出費が多くなりますが、子供のスマホもそのうちの一つでしょう。そして、ただ何も伝える事も無く子供にスマホを渡している親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく文明の利器であるスマホを子供の内から持てるのであれば、メリットやデメリットを伝えた上で適正に取り扱う事ができ、且つ最大限活用して貰いたいとは思いませんか?
この記事を読む事で、子供がスマホを所有する事のメリットデメリットが分かります。また、我が家で実際に実践しているルールや活用方法も記事にしていますので是非ご覧下さい。
我が家の子供のスマホデビューは、ほんの数週間前の中学生になる3か月前でした。中学生になったらスマホは必要と考えてましたので、スマホを渡すまで色々情報収集しました。
- 端末の選定
- 通信会社の選定
- セキュリティの選定
- ルールや伝えたい事を考える
端末や通信会社やセキュリティの選定に関する記事は以下を参考にしてみて下さい。
➡
これらの事を検討しつつ、中学生になってからスマホを渡し、それからスマホについて子供に色々教えても遅いと思いました。何故なら中学に入学すると、友達通しでやり取りする様になったら友達バイアスがかかってしまいます。そこから親がこんな使い方をしてもらいたい、こんなルールを設けたいと決めても時すでに遅しと思ったからです。
この記事をきっかけに、親子でスマホについて話をするきっかけになって頂ければ幸いです。

我が家で子供に話をしたルールとメリットとデメリットを順に解説ますね。
こんな方にお勧めの記事です
■子供にスマホのメリットを伝えて最大限活用して貰いたいと思ってる方
■子供に安心安全に持ってもらう為のポイントが分かります
■子供にスマホを渡したけど明確なルールを決めてない方
1 |使用上のルールについて話し合う

- 親がスマホの内容も見れる事を伝える
- 使用時間、アプリ、WEB使用を制限する
- 食事中にスマホを触らない
- 学校帰り、休日は宿題や習い事が終わったら使用出来る
- 課金はしない。お小遣いの範囲でスポット購入は可
- 自身の過失でスマホを紛失、破損した場合一部補填する事
他にもSNSでのルールについて等ありますが、後述します。
親がスマホの内容も見れる事を伝える
子供には、親に見られて困るようなお友達とのやり取りや、サイトへのアクセスをすると、結果自分が困る事になると伝えます。実際は余程の事が無い限り見る事は無いと思いますが、SNSやLINEのやり取りでの誹謗中傷やいじめの発展への抑止力になると思い、そのように伝えています。
お友達等にも親が見るという事を伝えるように話しています。
使用時間、アプリ、WEB使用を制限する
我が家の子供のスマホは、iPhoneのOS標準機能である『ファミリー共有』と『スクリーンタイム』で使用時間の制限とアプリの利用許可・承認、WEBフィルター制限を実施しています。無料で制限したい機能をほぼ網羅している為大変重宝しています。
- 使用時間は朝の5:30~9:15(小6ー中学1年)
- 使いたいアプリは親に許可申請→親が承認でインストールr可能
- WEBフィルターはキャリア通信時はスクリーンタイムで、WiFi時は自宅ルーターで
➡安い安心安全!格安SIMとスクリーンタイムで子供のスマホ管理徹底解説
食事中にスマホを触らない
子供に食事中はスマホを触らないでね。と言っておきながら、親がスマホを見ながらごはんを食べてる事は無いでしょうか?

私も、今まではスマホを触りながらごはんを食べる事がありました。これからは子供と一緒に直していきたいです。
お食事中は家族で楽しく会話したりテレビを見たりしながら食べたいですよね。家族のコミュニケーションを育む大事な時間だと思います。親も子も楽しくお食事をしましょう!
学校帰り、休日は宿題や習い事が終わったら使用出来る
我が家は、子供たちが学校に帰ってきても親は居ません。利用時間制限も時間が毎日違う為難しいです。最近の勉強は、YouTubeやネットで調べながら勉強した方が効率が良い場合もあります。音楽を聴きながら勉強する事もあります。
したがって、完全にやるべき事をやってから使ってねと言った所で確認する術は有りません。(厳密には、スクリーンタイム機能で使用時間は確認出来ます。)しかし、日々の宿題進捗状況や、習い事の進み具合、テストの結果を見ればある程度は分かるはずです。ここは子供を信じたい所でもありますね。
課金はしない。お小遣いの範囲でスポット購入は可
ソーシャルゲームやオンラインゲームへの課金問題は、時々ニュースでも取り上げられていますよね。我が家は、子供の金融教育にも力を入れています。毎月の家庭の収支報告会も実施しています。当然、親のカード等から課金する事は制限していて出来ませんが、LINEスタンプや電子書籍や電子マンガ等どうしても課金した場合は有りますよね。
その場合は、本当に自分にとって支払う価値があるのかを考えてもらい、それでも欲しいのであれば、お小遣いの範囲内で購入してもいい事にしています。
かつて私も、数万円程度ソーシャルゲームに課金していた事があります。毎日ゲームし、定期的に課金していました。しかし、ある日突然運営側よりゲームサービス終了のお知らせが届き、課金したデータは『無』になってしまいました。その日以来、私もソーシャルゲームへの課金は一切しなくなりました。私自身の失敗談を話す事で、課金に本当に価値があるか考えてもらいました。
自身の過失でスマホを紛失、破損した場合一部補填する事
このルールも子供の金融教育に繋がると思い話をしました。毎月の利用料金はさておき、iPhoneは中古の2・3世代型落ちでも1万程度します。我が家は毎月家計簿をつけていますが、1万円の重みは子供たちもわかっているはずです。いや、分かっててほしい。。。
物を大切にしてもらいたい、お金で交換した物の価値をしっかりと分かって欲しいので、もし、無くした場合や、故意に破損させた場合は一部お小遣いから補填して貰います。
次回の買い替え時は、子供にもお金を少しでも出してもらい、例えば容量アップしたいから金額をアップさせるなどの取組をしていきたいです。
2 |スマホのメリット

40代の私が子供の頃は、今見たいなハイテク機器に囲まれてはおらず、家の電話と言えば、ダイヤルを回して番号を入力する黒電話の時代でした。
その後学生時代からはポケベル→PHS→携帯電話→スマートフォンと進化していき、この20~30年の間で目覚ましい進化を遂げています。子供たちにはこれからのデジタル時代を生き抜く術を大いに学んでほしいと思っています。
しっかりとスマホを持つ事のメリットを伝える事で、子供たちは、自主的に学んでいくのではないでしょうか?それだけの魅力をスマホは持っていますからね。
- 世界中のあらゆる情報、コミュニティ、ツールを利用出来る
- 便利な機能が沢山
- ITリテラシー向上
- お金の管理について学べる
- スケジュール管理方法を学べる
- お金の電子化について学べる
世界中のあらゆる情報、コミュニティ、ツールを利用出来る
スマホ一台があれば、世界中のあらゆる情報を収集する事が出来ます。距離や国籍に関係なく人々と繋がる事が出来ます。優れた開発者が作成したサービスを使う事が出来ます。そんな端末を子供の時から持つ事が出来るなんて、素晴らしい世の中になったと思います。
子供達は、スマホ等の端末から得られる膨大な情報やツールから取捨選択する必要が有ります。最初は親が色々アドバイスをしながら慣れていく必要があります。しかし、あっという間に親に頼らずとも上手に情報を活用出来る様になるのではないでしょうか。そして、多用なコミュニティに所属する事が出来るので、将来やりたい事の視野を広げる事が出来ます。
ただし、親はしっかりとどのようなコミュニティに所属するかは確認する必要がありますね。
便利な機能が沢山
スマホは子供たちの日常生活に役に立つ機能がたくさん備わっています。基本機能だけでも時計、電卓、タイマー、スケジュール、ToDoリスト、メモ帳、カメラ、GPS、録音など1台で多機能です。アプリやWEBを使えば更に便利な機能は拡大されます。
無料で使用できる物もあれば、有料で更に便利に活用できる物もあります。使える機能は有効に使ってもらいたいですね。
ITリテラシー向上
小さいうちからスマホやパソコンに慣れる事で、ITリテラシーは確実に向上する事が予測されます。今の小学生、中学生は、文部科学省が推進しているGIGAスクール構想でPC端末を一人一台渡されて学習する事が出来ます。
- 膨大な情報から必要な情報を探すスキル
- 情報の中から有用な情報を取得するために比較検討するスキル
- 便利な機能を使いこなし、効率的に生活するスキル
- 情報の取り扱いの重要性を判断するスキル
子供の吸収力は早いです。親が知らない事をどんどん学習していきます。しかし、親も負けずにITリテラシーを上げて行かないと子供に教える事も出来ず、DXの時代で生き残る事が出来ないので必死に頑張る必要が有りますね。
お金の管理について学べる

皆さんはお小遣いは現金で渡していますか?我が家のお小遣いは、普通に現金で渡していました。スマホ所持をきっかけに、PayPayでお小遣いを渡す計画をしています。
今まで子供たちには、お小遣いは現金で渡し、お小遣い帳にその都度記入す方法で管理するように話をしていましたが、正直長続きしませんでした。
親の私たちでさえも紙ベースでの家計簿は継続出来なかったので子供が出来ないのは当然ですよね。
しかし、我が家は1年程前に毎月の支出を家計簿アプリで管理するようになってから、1年間無理なく継続出来ました。これは子供でも出来るかもと思い、我が家が使用しているMoneytreeという家計簿アプリで同様にお小遣いを管理して貰う事にしました。
将来、毎月の収支を把握しながら生活する事で、お金に苦労する事なく、豊かな人生を歩んで欲しいと思い実践しております。
まだ始めたばかりですので、実際に子供が使用しての結果は今後記事にしたいと思います。
- 子供の金融教育として
- 毎月のお小遣いでやりくりして欲しい
- 将来の支出管理の習慣化
- 親と同様のアプリを使う事でお互い教えあえる
➡家計簿長続きしない方必見!|Moneytreeで無料家計簿継続の秘訣!
スケジュール管理方法を学べる

我が家のスケジュールは、Timetreeというスケジュールアプリを利用して共有しています。最近の企業や大学では、スケジュール管理はoffice365やGoogle Workspaceサイボウズ等のWEBで管理する事が多くなってきています。
子供達にも早いうちにWEBやアプリでのスケジュール管理に慣れてもらいたい、スケジュールを立てて行動する事の大切さを学んでほしいと思い親と同じアプリを入れてます。
- 子供のスケジュールマネジメント教育
- 家族で予定を共有出来る
- 親と同様のアプリを使う事でお互い教えあえる
子供はとにかくスマホでアプリをいじるのが楽しいので、親も知らない機能を逆に調べて教えてくれます。とても頼もしいですね。
➡【子育て世代必見!】TimeTreeでスケジュール共有のメリット4選!
お金の電子化について学べる

電子決済、NFT(非代替性トークン)、CBDC(デジタル通貨)等の仕組みは、子供たちの時代になればいずれ必ず普及すると確信しているので、早いうちに個人間取引き、電子マネーに慣れて行って欲しいと思っています。
凄いご家庭は、子供の書いた絵をNFTにして販売している方もいるそうです。
我が家は手始めに親が使用しているPayPayアプリを導入する事にしました。今後はお小遣いやお駄賃はPayPayで渡そうと考えてます。
我が家では、基本的に現金は極力使用せず、カード払いか電子決済で日々の生活を過ごしている為、あまり現金が手元にありません。毎月のお小遣いを小銭で渡していますが、たまに無い時もありますし、わざわざATMに下ろしに行くのもめんどくさいです。
そしてお小遣いの内1割は貯金か投資に回すと決めているため、渡したお小遣いから1割を貰うこのやり取りが結構面倒くさいのです。
お小遣いを電子決済で渡せばこの問題は解決します。子供が現金必要な場合は、年に一度もらうお年玉などから捻出すれば良いですし、なによりもお小遣い帳をアプリで管理するようにしているので、電子決済で履歴が残るのは有難いです。
もう一つのメリットは、電子決済はボーナスポイント等の制度がある事です。大人になるとカード払いでもボーナスポイントが付きますし、子供の頃から慣れておくのはとても良いと思ったからです。
- 子供の金融教育になる
- 親子間でお金のやり取りを簡単に出来る
- 親と同様のアプリを使う事でお互い教えあえる
- 電子決済の便利さを知ってもらえる
3 |スマホのデメリット

- スマホの金銭的問題
- ネット犯罪
- 個人情報流出、端末紛失
- スマホ依存症
- SNSトラブル
- パスワードの管理
スマホの金銭的問題
子供にスマホを持たせるにあたり、お金の面は家計にはデメリットです。子供の人数分毎月の利用料金と端末代金が発生する為、なるべく抑えたい所ですよね。今は、格安SIMや、大手の格安プランも出てきており、1千円~3千円程度で所有する事が出来ます。
我が家は子供の金融教育の為に、いくらでスマホを購入し、毎月いくら利用料金がかかるかまで教えています。子供のころから生活にかかる費用を教えて行けば、大人になってから収入の範囲内での生活を考えてくれると考えています。
毎月550円(税込み)で、500MB、通話、WEBフィルター、利用制限を実現できました
➡安い安心安全!格安SIMとスクリーンタイムで子供のスマホ管理徹底解説
ネット犯罪
スマホを所持する事で、世界中のあらゆる情報やコミュニティ、ツールにアクセスできるメリットは、裏を返せば世界中の悪意のあるサイトや悪意のある人物や悪意のあるツールから狙われる事になります。
- WEBフィルタリングを導入
- ネット犯罪、詐欺の現状を伝える
- 不用意に発言や登録はしない
- 怪しいと思ったら親や大人に確認する
上記の事前対策は必須です。特にどのような犯罪があるかを事前に知識として知っておくだけでもトラブルは各段に回避できるでしょう。
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SNSトラブル
SNSの利用についても子供としっかり話し合う必要があります。LINEやTwitterやFacebookで、簡単に人々と交流できるようになった昨今ですが、使い方を間違えると生死に関わる問題に発展する事もあります。
- 誹謗中傷による心的ストレス
- コニュニティー内でのいじめ
- 悪意のある人からの詐欺や犯罪の誘惑
上記のSNSトラブルを防ぐためにも、我が家では以下の事を話しました。
- SNS、掲示板含め、誹謗中傷する書き込みは絶対しないで欲しい。全て自分に返ってくると思え
- 友達には親がスマホを管理制御していると伝えてもらう
- 部活やクラスのグループLINEでは必要以上のやり取り、反応はしない事
- 詐欺や犯罪は最初は優しく近づいてくる。
友人の中学生のお子様にヒアリングしてみた所、LINEグループ内でのやり取りがきっかけでいじめに発展した事があるそうです。その後、友人のお子様は基本的にメッセージのやり取りに過度な反応はしないと話してくれました。
スマホ依存症
ネット依存症、ゲーム依存症、スマホ依存症はもはや現代病と言っても過言ではありません。特にコロナ禍になってからは、ステイホームの影響で、子供がネットやゲームに触れ合う機会が大幅に増えました。
我が家でも、YouTube視聴、ゲームをする時間は各段に増え日常生活に支障をきたす事も多々ありました。
- 規則正しい生活が出来なくなる
- 突然切れやすくなる
- 言葉遣いが乱暴になる
- 学校に行かなくなる
- 運動や友達との交流を積極的に取らなくなる
この様な行動を目にしたら要注意です。手遅れになる前に子供とよく話合い、利用時間を決めるなどの対策を打ってください。
パスワードの管理
今のネット上のサービスはパスワードはほぼ必須です。サービスによってパスワードの決まりがバラバラの為、パスワードの管理も大変です。管理は早めに子供に教える事で、なるべくパスワード管理のストレスをなくしてあげたいですね。
- パスワードの決まりがバラバラ大文字小文字英数字の組み合わせ、記号、数字のみ等
- 2段階認証(パスワード+電話+生体認証+ワンタイムパスワード)
- google、Facebook、Twitterアカウントでログイン
家族全員のパスワードを一元管理したいなら1password(有料)がお勧めです。4.99$/月で家族5人まで管理可能です。
10 |まとめ
- 使用上のルールは明確に伝えましょう
- メリットだけではなくデメリットもちゃんと伝えましょう
- 様々な脅威から守る為にも事例を上げつつ伝えましょう
- 子供の将来の為スマホを最大限使いこなせる手助けをしましょう
我が家も子供にスマホを持たせて間もない為、今後も変化がある毎にアップデートしていきます。
それではまた、ごつこさんでした。
\月額550円(税込み)~/