【2024年ごつこさん一家の資産形成振り返り】600グラムの紙切れに勝る記憶!資産と息子との旅の価値を考える
2020年から本格的に資産形成を始めて4年。
2024年は、資産が600万円増加するという大きな成果を得られた年でしたが、同時に生活面では多くの課題にも直面しました。
本記事では、1年間の家族の出来事、投資行動、そして家計の工夫を振り返りつつ、次の1年に繋がる展望をお伝えします。
ポイントブロックタイトル
印象に残った出来事ベスト3
はじめに、1年間で印象に残った出来事を3つ選出してみました。
- 息子とお金の勉強を兼ねた東京旅行
- 8月5日日経平均大暴落時の投資行動
- 1年で資産600万円増加
息子とお金の勉強を兼ねた東京旅行
子育てしていると、今はやりの103万円の壁みたいな壁がいくつかあります。
例えば、小1の壁。子どもが小学校に進学する際に、共働き家庭で仕事と育児の両立が難しくなる社会的な問題。
小4の壁、授業料が多くなったり、習い事などで忙しくなり、授業についていけない子どもが出てくる問題。
などがあります。
わが家は中3と小6の子供がいますが、このどちらも超えている壁です。
では、次はどんな壁があるのでしょうか。
中一の壁。一般的には環境の変化や学習内容の変化に適応できず、不登校やいじめなどの問題が増加する現象と言われていますが、わが家では中学校になるとあらゆるものが大人料金に変わる壁として認識しています。
公共交通機関、銭湯、レジャー施設、宿泊費用など、特に旅行好きの我が家にとっては手痛い出費となる費用が大人料金に変わります。
2025年になると、子供二人が中学生になり、家族総出で旅行するとお金がかかるのでその前に小学校最後の夏休みに息子と二人旅がしたいと考え計画しました。
思い出作りと、息子の初めての新幹線、そして投資家体験プログラムへの参加へ。
息子、わたし、共に学びの大きい楽しい旅になりました。
詳しくは以下の記事をご覧ください。二人旅を決断した本当の理由などを赤裸々につづっています。
後ほど紹介する書籍の冒頭に、1億円は「しょせんは10キログラムの紙切れや」とありますが、
私の中では1年で600万円(600グラムの紙幣)増加よりも息子との二人旅行の方が価値が高かったと思う出来事でした。
他にも、千葉・神奈川・東京など関東近郊への旅行が多かったので、2025年は北海道とか関西とか違う地域に行ってみたいです。
旅費を安く抑えるために、わが家では楽天ふるさと納税を活用しています。詳しい活用方法は以下の記事をご覧ください。
8月5日日経平均大暴落時の投資行動
「貯蓄から投資へ!」岸田政権が掲げたスローガンをかたちにすべく、2024年から新NISAがスタートしました。
我が家でも当然のごとく夫婦で口座を開設して運用開始しました。年初は好調なスタートを切り、日経平均は2024年2月22日に最高値を更新。
その後も7月には4万2000円台になり、好調かと思われた約1ヶ月後の2024年8月5日に下落幅4451.28円、下落率12.4%という歴史的な暴落に見舞われました。
直近のコロナショックは投資を初めて間もなかったこともありそれほどショックを受けることもなく過ぎ去ってしまいました。
当日は、偶々有給休暇を取得していたこともあり、朝から相場の状況を見ることができました。米国景気の先行き不安から米国株価が下落したこと・2024年7月末に日銀が追加利上げを発表したことによりドル安円高が加速したことが理由とされていましたが、ネットやSNSなどを見ると、そこまで暴落を引き起こすような材料が見当たらない状況でもどんどん株価は下落。
後に知ることになるのですが日本の信用取引勢の撤退、海外投資家の円キャリートレードの巻き戻しが起こり株価は急落したそうです。
わが家では、投資のマイルールとして信用取引は絶対にしないと決めていたこと、株価が下落しても絶えれる現金や収入があったから、暴落時も慌てずに購入したかった銘柄を買い向かうことができました。
その一部始終を以下の記事に当時の心理状況も踏まえて書いています。
1年で資産600万円増加
先に述べたように、暴落時も淡々と摘み立て投資は実行し、さらには買い増しをしたことにより、好調な世界市場の波に乗って我が家の資産も1年で600万円増加しました。
手取り年収以上に資産が増えることなんて本当にあるのだろうかと疑いつつも、銀行預金残高や証券口座の評価額を足していくと本当に増えているではありませんか。
項目 | 2023年12月 | 2024年12月 | 増加額(増加率) |
---|---|---|---|
現金(比率) | 334万円(16%) | 315万円(12%) | -19万円(94.31%) |
保険(比率) | 356万円(18%) | 361万円(12%) | +5万円(101.4%) |
株式(比率) | 1,246万円(61%) | 1,767万円(61%) | +521万円(141.8%) |
債券(比率) | 84万円(4.19%) | 174万円(6.62%) | +90万円(207.1%) |
暗号資産(比率) | 7万円(0.36%) | 16万円(0.61%) | +9万円(228%) |
総資産 | 2,030万円 | 2,635万円 | +605万円(129.8%) |
増加額はやはり株式が1番です。投資した金額も200万円以上、相場が乱高下しつつも上昇したため500万円以上増えました。
増加率が一番高かったのは暗号資産でした。暗号資産はほぼ投資していなかったのですが、2024年後半にかけETFへの採用や資産価値としての確立から爆騰したことにより2倍以上になりました。
次に増加率が高かったのは、債券です。これには裏があり、11月にMMF(マネーマーケットファンド)と言われる短期債券への投資を50万円ほどまとめて投資したため増加率が2倍以上になりました。
インフレ時代に突入した今だからこそ、現金だけを持つリスクをしっかりと考え、今後もリスク資産に資金を振り分けていきたいと考えています。
日々のルーティーン活動
毎日生活するうえで、ルーティーン活動になっているものがあります。
ブログと読書とSNSは継続して続けてきました。
ブログ42記事作成
2024年は1年でブログを本記事を含め42記事書きました。定期的に書いている家計簿記事と、ひふみ運用報告記事で24記事なので、それ以外をカウントすると18記事となります。
毎月の家計簿と投資記録もルーティーン活動の一部でもあるので毎月1記事家計簿報告記事を書いてきました。
また、推し活でもある投資信託「ひふみ」シリーズの月次運用報告会の要約記事についても毎月欠かさず書くことができました。
他には、読んだ書籍の紹介記事や、活用して良かったサービスや商品など、一時情報を大事に記事を作成しました。
もう少し頑張れば記事をかけたのかもしれません。来年の反省点です。
読書:月1冊以上目標で、お金の本を中心に16冊読破
40歳までは、読む本と言ったらマンガ本か雑誌程度だったのですが、資産形成に取り組むようになってから、本を読む習慣もついてきました。
今年は16冊読むことが出来ました。なんとなく月に1冊のペースで読めれば良いかなあと思って取り組んだのですが、意外と読むことができました。
1月に読んだ、「日経平均10万円時代が来る!」藤野英人著 から始まり、お金についての本を中心に読み進めました。
新NISAおススメ銘柄は~!、1億円を稼ぐ方法!、厳選!高配当株、FXで爆速で稼ぐ~!みたいな本には目もくれず、お金の本質や経済について、投資の思考法などを知るための本に偏った1年でした。
- 1月:日経平均10万円時代が来る! 藤野英人
- 2月:勝てる投資家は、「これ」しかやらないMBA保有の脳科学者が教える科学的に正しい株式投資術 上岡正明
- 3月:自分のアタマで考えよう ちきりん
- 4月:GIVE&TAKE アダムグランド
君のお金はだれのもの 田内学 - 5月:資本主義の中心で、資本主義を変える 清水大吾
投資脳一生お金に困らない頭を手に入れる方法 上岡正明 - 6月:社会を良くする投資入門 鎌田恭幸
バカと無知 橘玲 - 7月:お金を超えて:人生の豊かさを科学する 井上ヨウスケ
- 8月:僕たちはまだ、インフレのことを知らない スティヴィン・D・キング
- 9月:幸福の資本論 橘玲
- 10月:タピオカ屋はどこへ行ったのか 菅原由一
- 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか 原田ひ香
- 90歳まで使い切るお金の賢い減らし方 大江英樹
結構ひいきにしている方のおススメ本から選ぶことが多いです。
特に印象に残った本は、以下の3冊です。
君のお金はだれのもの:田内学 著
この本を買って最初に読んだのは息子でした。
かなり面白かったよ、あっという間に読み進めてラストは衝撃の事実が。
そんなことを言われたらすぐに読みたくなりますよね。
「しょせんは10キロの紙切れや」
そんなプロローグから始まる物語。
世の中の問題を解決してくれるのはお金ではなくお金を受け取る人々やサービスや企業である。
謎多きボスの元、優斗と七海がお金や社会のしくみを紐解く感動ありの小説で、親子で読んで共感してほしい小説です。
資本主義の中心で、資本主義を変える :清水大吾 著
私たち日本人は資本主義社会の中で日々生活をしています。
私はサラリーマンなので、会社からの指示命令系統には少なからず従わなければならない状況を嫌というほど経験してきました。利益至上主義、PL的思考、本当にお客様に必要な商品やサービスを届けることが出来ないジレンマなど。
「資本主義の中心で、資本主義を変える」の著者である清水大吾さんは、ザ・資本主義の頂点ともいうべきゴールドマンサックスにて、従事しつつ、利益・成長至上主義の会社と時に戦い、時に共闘し、顧客である企業にもESGの本質を浸透される活動をしている内容が書かれた骨太な書籍でした。
どうせ変わるわけない。
と思って会社内でも何も行動を起こさないことには本当に何も変わりません。
そんな自分の背中を押して、行動してみな!と言ってくれるような書籍でした。
日経平均10万円時代が来る! :藤野英人 著
2024年12月30日の大納会、日経平均は4万円にわずかに届かず3万9894円でおわわりました。
投資信託「ひふみ」シリーズファンドマネージャーの藤野さんが書いた書籍「日経平均10万円時代が来る! 」は、何も直近で日経平均が10万円になると言っているのではありません。
10年後、もしくはもう少し先になるかもしれませんが、今後のインフレ率や現在の企業状況新たな産業を踏まえたうえでその可能性が高いと示唆した書籍です。
そして、その未来は必ずしも万人に良い未来ではないということも言及しています。
日本の少し先のことを考えて現在の私たちはどのように考え、行動すれば良いのか。
そんなヒントを与えてくれる書籍でした。
SNS運用:X(旧Twitter)1,000フォロワー達成できず
主にX(旧Twitter)での投稿を継続しました。毎日一更新を目標にしていましたが、意志の弱い私は全然達成できませんでした。また、あわよくば1,000フォロワーを目指していましたが全く届きませんでした。
それでも、日々の投資、家計、経済、推しのひふみ投信について約380投稿することができました。
多くの投稿は数十から数百インプレッションだったのですが、中でも高インプレッションを付けたのはインフルエンサーに絡んでポストした投稿でした。
有名ブロガーヒトデさんが書いたFIRE本書評をアップした投稿が6000インプレッション
FIRE(経済的早期自立)をすでに達成している有名ブロガーのヒトデさんが、自身の体験談を踏まえて小説仕立てにすることで非常に読みやすく、かつ働くことの意義を再確認させてくれる本でした。
書評を書いたら被リンクを付けてくれるかもといった下心もあって投稿すると、今年最大のインプレッションが付きました。
インフルエンサーの力って本当にすごいですね。
FP関根さんクレカ活用術で家族4人沖縄往復分マイルを貯めた投稿が3,300インプレッション
10万人ユーチューバー、Voicy人気パーソナリティのFP関根さんが活用しているクレカで効率的にマイルを貯める手法を使って、約1年半で家族4人沖縄往復分のマイルを貯めることができました。
FP関根さんのクレカ戦略放送は有料で、クレカも有料ですが、達成感と今後の航空料金上昇を考えた場合とても有意義なお金の使い方が出来たと考えています。
ただし、マイルの還元率改悪や航空チケット入手が困難になったりとすべてが有益とは限らない現状もあるので、検討する方は慎重に考えてください。
ふるさと納税ポイント付与禁止する総務省告示に対する楽天三木谷さんの署名投稿が3000インプレッション
サラリーマンの数少ない節税対策かつ寄付する自治体や寄付先を選べるという素晴らしい制度のふるさと納税ポイント付与が2025年に禁止されることに対して、楽天の三木谷社長が署名ポストをしていたのでリポストしました。
やはり、関心度が高い内容でしたので3000インプレッションほどありました。
いつかは自力で万インプレッション達成したいという思いもあります。愚直に今後もSNSは続けていきます。
1年間の家計・生活について
毎年収入と支出の予算を決めて進捗を確認しているのですが、予定通りに行かないのが世の常。
2024年は諸事情があり妻の収入が激減し、収入の予定がかなり崩れてしまいました。
他にも予定外のことが多々あり、わが家がどのように乗り切ってきたか振り返ってみました。
収入の部
妻が、諸事情により正社員からパートタイマーへ職種変更したことにより、収入が100万円以上減りました。当初予定していた支出を補えないかとも思っていました。
しかし、私の仕事が忙しく残業続きだったこと、社内の資格試験で合格したことにより一時金が入ったこと、投資の利益確定売りで出た収入やメルカリ等での収入、配当収入もあり、結果的に2023年よりも約60万円収入増を達成することができました。
家族で協力した結果ですね。
支出の部
日々生活するうえで、どうしても必要なものと、趣味や浪費としてとらえられるものがあるかと思います。
いつも心がけているのは、その支払いは投資か浪費か消費か、意志のあるお金の使い方をしているかを考えています。
わが家はキャンプと旅行が好きなのでその点にはお金をかけている方だと思います。
他に、買ってよかった3選を紹介します。
キャンプギア 新品タープをリサイクルショップで格安購入
わが家は、こう見えてアウトドアが大好きな一家です。
毎年家族でキャンプに数回行くのですが、長年タープが欲しいと検討しては買い控えいる状況が続いていました。
ある日、妻のめかぶさんがハードオフで子供服を物色していたところ、欲しかったタープが非常に程度の状態かつ割安で売っているのを発見ました。
それを聞いた私は速攻でハードオフに行き購入してきました。
以前から購入を検討していた、メルカリ等よりも割安、新古品で未使用だったことから購入に一切迷いはありませんでした。
息子のメディア依存を考慮してスマホ購入とTONEモバイルを契約
小6になる息子には、メディア依存症のためまだスマホを持たせていませんでしたが、一人旅をする予定が出来たことと、とは言えスマホを持たずに大人になるなんて無理な話しなので、思い切って購入することにしました。
ただし、セキュリティと親の管理をガチガチにできるキャリアが必須だったので、スマホをアンドロイドに。キャリアはTONEモバイルにすることにしました。
詳しい内容は以下の記事で書いています。今のところ管理出来ている方だと思いますが、息子はずる賢いため、親のスマホロックに手を付けてセキュリティをかいくぐろうとしています。
中古車を購入
18年乗り続けたSUVの修理・車検・タイヤ交換時期が重なったことで、ついに買い替えを検討することになりました。
ライフプラン上では4年後の購入だったのですが予定が狂いました。
仕方がないので、家族が最大限満足でき、なるべく支出を抑えかつ維持費用も現状よりも抑えることができる最適な車を探すことにしました。
結果的に、購入タイミングと知り合いの業者のご厚意もありとても満足のいく車を購入することができました。
まとめ:日経平均の乱高下と同様に我が家の生活も乱高下!でも有意義な2024年を過ごせました
024年は、ごつこさん一家にとって波乱と成長の年でした。
資産形成では600万円以上の増加を達成し、家族旅行やキャンプなど豊かな体験を共有。
一方で、妻の収入減少や車の買い替えなど予期せぬ出来事もありましたが、家族全員で協力し乗り越えることができました。
2025年はまだ行ったことのない旅行先への挑戦、自身の投資戦略を淡々と継続、そして日々の生活をより豊かにするために様々挑戦していきます。
読者の皆様もぜひ、ご自身の資産形成や家族との時間を大切に、素晴らしい1年をお迎えください。
それではまた、ごつこさんでした。