【貯蓄率46%】2025年6月家計簿&資産公開|収入−支出+コツコツ投資で資産は回復!

子育てや老後など、将来に対する不安は誰もが抱えるものです。教育費の高騰や老後の2,000万円問題は、特に現代の私たちが直面する大きな課題です。
とはいえ、難しいことをしなくても、「収入−支出+コツコツ投資」という家計の基本を続けることで、資産は少しずつ積み上がっていきます。
わが家(ごつこさん@gotukosan)は、共働き・子ども2人の4人家族。
日々の節約や配当金の再投資、暮らしに合った支出の工夫を重ね、2025年6月には総資産が2,609万円に回復しました。
「こんな方法もあるんだ」と思ってもらえるように、リアルな家計簿や資産公開を通じて、暮らしの工夫や投資の実践をお届けします。
これらの理由や経験をもとに、きっとあなたに役立つ情報があるはずです。ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
この記事でわかること
- 40代共働き子ども2人の家計簿の実態がわかります
- 投資歴4年の資産、運用実績がわかります
- 収入の増減に対する対処方法がわかります
以下の記事では、4年間家族協力して資産形成に取り組んできた過程で役に立ったアイテム・サービス・アプリ・本を紹介しています。

日々の生活での役立つ情報や失敗した内容も記録として残しています。何か一つでもお役にたてればと思い、過去の家計簿と資産公開内容は以下の記事にまとめています。

2025年6月の家計簿公開

一般的に家計に占める貯蓄の理想は30%~40%と言われています。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」によると年代別家計に占める貯蓄率の平均値は以下の表となるそうです。
世帯主の年令別 | 平均貯蓄率 | 金融資産目標残高 平均値 | 金融資産目標残高 中央値 | 金融資産保有額 平均値 | 金融資産保有額 中央値 | 貯蓄しなかった |
20歳代 | 14% | 1,720万円 | 1000万円 | 249万円 | 30万円 | 27.8% |
30歳代 | 14% | 3,024万円 | 1000万円 | 601万円 | 150万円 | 27.2% |
40歳代 | 12% | 3,059万円 | 1000万円 | 889万円 | 220万円 | 24.8% |
50歳代 | 12% | 3,099万円 | 1500万円 | 1147万円 | 300万円 | 28.1% |
世帯夫婦と子どものみ | 12% | 3,112万円 | 2000万円 | 1212万円 | 400万円 | 28.4% |
平均値は外れ値に影響されるため中央値としての貯蓄率はもう少し低くなると予測されます。
わが家では、過去の家計簿と年間の支出予測から毎年の貯蓄率目標値を決めています。
今年の貯蓄率目標は24%です。本多静六先生の『四分の一天引き貯金』を理想としていますが、子育て世代には出費が多いため、現実的に24%を目標に設定しています。
【書評要約】「本多静六 若者よ、人生に投資せよ」 [ 北康利 ]投資家藤野英人氏推薦!実践例有り
収支報告|貯蓄額:314,398円、貯蓄率:46.3%
2025年6月の家計簿をリアルに公開します。詳細な内訳は、以下の表をご覧ください。

- 収入合計:678,781円
- 支出合計:364,383円
- 貯蓄額:314,398円
- 貯蓄率:46.3%

6月は大きなイベントも無く、配当金や子供手当の支給もあり、貯蓄率を稼ぐことができました。
2025年6か月間の貯蓄率貯蓄額は以下のとおりです。


5勝1敗!
項目 | 目標値 | 2025年5月末時点 |
---|---|---|
年間目標収入額 | 8,068,800円 | 4,176,337円 |
年間目標支出額 | 6,018,358円 | 3,376,443円 |
年間目標貯蓄額 | 2,050,442円 | 799,894円 |
年間目標貯蓄率 | 25% | 19.2% |
収入目標は概ね順調。年後半にかけて7月と12月にボーナスもあるため、何もなければ達成できそう。
支出目標は、若干オーバー気味だが、進学における教育費の大きな出費が終わったため、過度な使い方をしなければ達成できそう。
収入|678,781円
6月の収入合計は678,781円となりました。
収入増減の要因は以下のとおりです。
- 配当金:62,925円
6月の配当金合計62,925円

6月の配当金合計は、62,925円でした。

コツコツと個別株を購入していたので、昨年同月比+18,914円になりました。
配当金については、再投資したり、家族に配当金が入ったから外食しようと声をかけたりしています。
実際に口座からおろすわけでは無いのですが、気分的には配当金分支出しても心が痛まないためとても満足しています。
また、SBIレオスひふみは株主優待もあります。
日本初!株主優待で投資信託を贈呈です。
1,000株以上:2,000口or相当額の寄付
5,000株以上:10,000口or相当額の寄付
対象の投資信託は「ひふみクロスオーバーpro」です。
配当利回りも3%を超え、株主優待もあり、とても満足しています。
支出 |364,383円
6月の支出は364,383円で、前年同月比112,988円(76%)減となりました。

半年間で一番支出の少ない月になりました。
と、いうことでさほど大きなトピックも無いのですが、
株価の好調なアシックスの運動靴を購入しました。運動靴も、ビジネスシューズも同じ靴を2足購入し、ローテーションすると長持ちもしますし、靴を選ぶ面倒も無いので節約にはおススメの方法です。
アシックスは、経営改革により直近5年で株価は約10倍になりました。成功の秘密は以下の動画で配信されています。ぜひ確認してみてください。
2025年6月の資産公開|総資産2,609万

2025年6月現在の総資産実績は以下のようになりました。
- 総資産:2,609万円
- 前月比:+73.3万円
- 前月比率:107.3%

5.6月でV字回復です。
総資産の推移2020年9月~2025年6月
資産の推移をグラフにした表です。


株価と同じくきれいな右肩上がりにはなりません。
資産比率|現金9.2% 保険13.9% 株式69.8% 債券6.5% 暗号資産0.7%
株式の価格が上昇したことで、資産比率における株式の割合はまもなく70%になりそうです。

リスク資産の運用総額は2,000万円を突破しました。

現金は、今後比率で調整するよりも、300万円程(投資待機資金含め)保持している状態を維持する方向性にしようと考えています。
投資継続と成功の秘訣はアセットアロケーション(資産配分)にあり!とも言われるくらいとても重要な要素です。
毎月しっかりとリスク資産の比率を確認し、現金比率を極端に減らさずにいる事で、追加投資の余力を残し心の平穏を保てる配分の維持を目指します。
子育て世代で資産運用を考えているのであれば投資はギャンブルではなく家族を幸せにするための手段です。
したがって、FXや仮想通貨などレバレッジをかけた短期的な取引で勝ちにいくのではなく、負けない投資戦略が重要なのです。
以下の図表は、日銀が2024年3月末現在での日米欧の金融資産構成比較表です。

日本は現金・預金の割合が50%で、金融資産の半分が死に金(市場にお金が出回っていないお金、厳密には預金は間接投資していますが、、、。)になっています。
一方で米国は、現預金はわずか11%。リスク資産の比率は57.9%となり、市場に出回るお金が多い状況です。企業への投資額が大きくなれば当然収益も上がっていき、強いては国民が企業の利益を享受できる好循環が生まれます。
わが家では欧米並みのリスク資産比率を目指してアセットアロケーション運用してきました。気づいたらすでに米国のリスク資産を超えている状況です。
投資実績|6月の投資総額112,429円

今月の投資資金の内訳を以下の表にまとめました。
投資枠/年月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月 |
SBI証券:新NISA(つみたて投資枠/成長投資枠) | 77,429円 | 128,821円 | 128,952円 | 114,301円 | 84,855円 | 313,274円 |
ひふみ投信:新NISA(つみたて投資枠/成長投資枠) | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
iDeCo | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
特定口座 | 0円 | 39,655円 | 1244円 | 18,515円 | 0円 | 15,070円 |
投資額合計 | 112,429円 | 203,476円 | 163,952円 | 167,816円 | 119,855円 | 363,344円 |
売却 | 0円 | 0円 | 17500 | 0円 | 0円 | 182,595円 |
売買損益 | 0円 | 0円 | +1,300円 | 0円 | 0円 | +82,440円 |

6月の月初、個別株を少々購入しあとは静観の1ヶ月でした。
新NISA|92,429円
新NISAの口座は夫婦2口座あります。SBI証券とひふみ投信で口座開設しました。
SBI証券口座|77,429円
SBI証券の2025年6月新NISA実績は以下のとおりです。

- NISA資産残高:4,352,783円
- 前月比/率:+201,750円(+4.86%)
- 評価損益/率:+516,426円(+13.46%)
日米株価が復調し、一気に資産残高も戻ってきました。月の損益額が手取り収入を超えています。リスクを取った分リターンも大きいことを身に染みて体験することができます。
個別株|22,329円
6月の個別株売買状況はSBIグループを主に購入しました。
- SBIレオスひふみ(165A):20株
- オリックス(8591):2株
- SBIホールディングス(8473):1株
- 日本電信電話(9432):50株
日本電信電話は、グループ会社のNTTデータMBO,NTTドコモが住信SBIネット銀行TOB,NTTへの社名変更など、かなり話題の銘柄です。
投資信託|55,000円
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):50,000円
- ひふみクロスオーバーpro:5,000円

この2銘柄は雨の月も風の月も暴落の月もコツコツとつみたて継続です。
ひふみ直販口座|15,000円
ひふみ投信の2025年1月新NISA実績は以下のとおりです。
項目 | ひふみ投信 | ひふみワールド | ひふみらいと | 合計 |
取得価額 | 310,003円 | 72,002円 | 18,002円 | 400,007円 |
評価額 | 333,007円 | 76,999円 | 17,689円 | 427,695円 |
評価損益[円] | 23,004円 | 4,997円 | -313円 | 27,688円 |
損益率 | 7.42% | 6.94% | -1.74% | 6.47% |
つみたて期間 | 1年6ヶ月 | 1年6ヶ月 | 1年6ヶ月 | 1年6ヶ月 |
相変わらず債券商品は冴えません、また国内株式ほど海外のひふみワールドも戻っていません。現在ひふみワールドの米国組入れ比率は50%近くまで落としており、欧州及び他地域に投資先比率を上げている状況です。
今後、米国優位の経済状況が終焉を迎える可能性も含んできているので、早めに次の投資重点地域を模索しておくのは良い判断と言えるかもしれません。
ひふみでは毎月運用メンバーが報告会を開催しています。直近1月の報告会の内容は以下の記事でご覧ください。フジ・メディア・ホールディングス大量報告の内容、それに対する私の所感も書きました。

SBI証券 iDeCo|20,000円
妻のiDeCoはSBI証券で運用しており、運用方針は下記になります。
- 目的は老後資金と節税対策
- 拠出額20,000円
- 日本と世界に投資
- インデックスファンドとアクティブファンドの組み合わせ
投資先と配分割合は以下のとおりです。
運用商品名 | 雪だるま(全世界) | ひふみ年金 | ひふみワールド年金 |
運用比率 | 40% | 30% | 30% |
運用金額 | 8,000円 | 6,000円 | 6,000円 |
投資形態 | インデックス | アクティブ | アクティブ |
商品タイプ | 内外株式 | 内外株式 | 海外株式 |
信託報酬 | 0.1102% | 0.836% | 1.1% |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |

2025年6月時点での運用結果は以下の通りです。
- 資産残高:1,137,192円
- 拠出金累計:916,730円
- 運用益:220,462円
- 評価損益率:+24.0%

iDeCoは2024年12月より改正されています。以下の表をご覧ください。
項目 | 現在 | 改正後 | 備考 |
自営業 フリーランス | 国民年金と合計で6.8万円/月 | 国民年金と合計で7.5万円/月 | ◆7千円増額 |
会社員 企業年金なし | iDeCo 2.3万円/月 | iDeCo 6.2万円/月 | ◆3.9万円増額 |
会社員 DCのみ加入 | 合計5.5万円 iDeCo上限2万円まで | 6.2万円/月 | ◆DC:企業型確定拠出年金 ◆iDeCoの上限は撤廃 ◆iDeCoの掛金を毎月定額拠出する必要がある |
会社員 DCとDB加入 | 合計5.5万円 iDeCo上限2万円まで | 6.2万円/月 | ◆DB:確定給付企業年金 ◆iDeCoの上限は撤廃 ◆iDeCoの掛金を毎月定額拠出する必要がある |
公務員 | 合計5.5万円 iDeCo上限2万円まで | 6.2万円/月 | ◆iDeCoの上限は撤廃 ◆iDeCoの掛金を毎月定額拠出する必要がある |
個人側へのメリットだけでなく事業者側にも大きなメリットがある改正となりました。
- 会社員や公務員などの加入手続きで提出していた「事業主の証明書」が不要になる
- 加入後の勤務先に義務付けられていた年1回の加入者の在籍および企業年金制度への加入状況の報告が不要になる
- iDeCo+(企業年金を実施していない中小企業の事業主が掛金を上乗せして拠出する制度)の届出書類(様式)が(改正届出書と同意書を一体化など)
25年1月現在、iDeCoの出口部分での改正が問題になっており、退職所得控除が今まではiDeCoを60歳で受け取った後に65歳で退職金を受け取ることが出来れば、退職所得控除をどちらも利用できるという5年ルールがあったのですが、それが10年に延びるという実質退職金所得控除をどちらも利用することが難しくなりました。
iDeCoは所得や掛け金によって、各世帯の控除額が変わってきます。
SBI証券のホームページには、『かんたん節税シミュレーション』がありますので、是非ご家庭でiDeCoをした場合、控除額がいくらになるか算出してみて下さい。
iDeCoにはメリットデメリットの両方があります。主に以下の点です。
- 毎月の掛け金全額所得控除
- 運用益非課税
- 将来受取時も税制優遇措置(退職金控除・公的年金控除)
- 原則60歳まで引き出し不可
- 加入時の手数料として2,829円
- 口座管理手数料171円/月
- 必ずしも税制上お得になるとは限らない(個人差がある)
iDeCoは老後資金対策です。デメリットである60歳まで引出し不可能は無かったものとして考える事が出来るため長期的に継続するためのメリットにもなり得ます。
急な出費の場合に引き出し出来ないからという理由にならないためにも生活防衛資金は確保した上で無理のない金額から始めましょう。
年に一度掛け金の変更も可能です。一時的に「加入者資格喪失書」を提出し、一時的に掛金の支払いを止める事もできます。ただし、口座の管理手数料171円/月は発生します。
iDeCoチェックポイント
■初月は、2か月分まとめて拠出になるので2か月分口座に入金忘れずに
■初月は運用管理費用が2,829円かかるのでマイナススタート
■iDeCoの目的は老後資金。毎月の上げ下げは気にせず運用。

SBI証券のiDeCoは運営管理費用が0円※1で、使用品ラインナップも豊富でお勧めです。資料請求は無料です。以下のリンクから資料請求できますので是非お試しください。
※1:国民年金基金等に支払う費用は別途発生いたします。
つみたてNISA|4年9ヶ月・4年4ヶ月の運用実績
つみたてNISAの運用期間4年になりました。
家族合計の2025年6月つみたてNISAの資産合計は以下のようになりました。
項目 | つみたてNISA1 オルカン・S&P500 | つみたてNISA2 オルカン・S&P500 | 合計 |
取得価額 | 1,234,999円 | 1,199,999円 | 2,434,998円 |
評価額 | 2,114,054円 | 1,988,639円 | 4,102,693円 |
評価損益[円] | +879,055円 | +788,641円 | +1,667,696円 |
損益率 | +71.17% | +65.72% | +61.53% |
つみたて期間 | 4年9ヶ月 | 4年4ヶ月 | ― |
まとめ
6月は、半年間で最も支出の少ない月となりました。加えて、配当金や子ども手当など収入も多く、貯蓄率は46.3%と高水準に。
- 支出の抑制が貯蓄率向上のカギ!
特別支出の少ない月は、積極的に貯蓄や投資へ資金を回しましょう。 - 配当金は「使う」と「増やす」のバランスを意識
配当金は合計62,925円で、一部は家族との外食に充て、残りは再投資に回しています。 - 短期の下落に動じず、継続する力が資産回復を生む
昨年12月以降の下落局面から立ち直ったことで、短期的な相場変動に惑わされず、継続することの大切さを再認識しました。
資産=収入−支出+(運用額×利回り)
難しいことはしていません。この基本の方程式を丁寧に守ることが、遠回りに見えていちばんの近道だと思っています。
今後も、家計簿公開を通して、皆さんに役立つ情報を発信していきます。
このブログ記事が、あなたの家計管理や資産形成のヒントになれば幸いです。
それではまた、ごつこさんでした。
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。
過去の家計簿と資産公開内容は以下の記事にまとめていますので見ていただけると嬉しいです。