【貯蓄率10%】2025年9月家計簿&資産公開|投資5年で資産+2,000万円!共働き×子育て世代のリアル記録

子育てや老後など、将来に対する不安は誰もが抱えるものです。教育費の高騰や老後の2,000万円問題は、特に現代の私たちが直面する大きな課題です。
しかし、難難しいテクニックを使わなくても、「収入−支出+コツコツ投資」という家計の基本を続けることで、資産は着実に積み上がっていきます。
わが家(ごつこさん@gotukosan)は、共働き・子ども2人の4人家族。
日々の節約や配当再投資、暮らしに合った支出管理を重ね、2025年7月には総資産2,800万円を達成しました。
子育てや仕事に追われると支出は膨らみがちですが、家計簿をつけながら“投資家目線”で暮らしを見ると、日常の中にこそ投資のヒントが隠れています。
投資家、藤野英人さんの「投資を通じて世の中がカラフルに見える」という言葉を胸に、今月の家計簿と資産形成を振り返っていきます。
本記事では、9月の家計簿・資産内訳・投資実績を公開しながら、収入増減時の対応策や暮らしの工夫をご紹介します。
同じ子育て世代の方にとって、少しでも資産形成のヒントになれば幸いです。
この記事でわかること
- 40代共働き・子ども2人の家計簿実例
- 投資歴5年の資産構成と運用実績
- 収入増減時の家計コントロール方法
以下の記事では、4年間家族協力して資産形成に取り組んできた過程で役に立ったアイテム・サービス・アプリ・本を紹介しています。

日々の生活での役立つ情報や失敗した内容も記録として残しています。何か一つでもお役にたてればと思い、過去の家計簿と資産公開内容は以下の記事にまとめています。

2025年9月の家計簿公開

一般的に家計に占める貯蓄の理想は30%~40%と言われています。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」によると年代別家計に占める貯蓄率の平均値は以下の表となるそうです。
世帯主の年令別 | 平均貯蓄率 | 金融資産目標残高 平均値 | 金融資産目標残高 中央値 | 金融資産保有額 平均値 | 金融資産保有額 中央値 | 貯蓄しなかった |
20歳代 | 14% | 1,720万円 | 1000万円 | 249万円 | 30万円 | 27.8% |
30歳代 | 14% | 3,024万円 | 1000万円 | 601万円 | 150万円 | 27.2% |
40歳代 | 12% | 3,059万円 | 1000万円 | 889万円 | 220万円 | 24.8% |
50歳代 | 12% | 3,099万円 | 1500万円 | 1147万円 | 300万円 | 28.1% |
世帯夫婦と子どものみ | 12% | 3,112万円 | 2000万円 | 1212万円 | 400万円 | 28.4% |
平均値は外れ値に影響されるため中央値としての貯蓄率はもう少し低くなると予測されます。
わが家では、過去の家計簿と年間の支出予測から毎年の貯蓄率目標値を決めています。
今年の貯蓄率目標は24%です。本多静六先生の『四分の一天引き貯金』を理想としていますが、子育て世代には出費が多いため、現実的に24%を目標に設定しています。
【書評要約】「本多静六 若者よ、人生に投資せよ」 [ 北康利 ]投資家藤野英人氏推薦!実践例有り
収支報告|貯蓄額:60,505円、貯蓄率:10%
2025年9月の家計簿をリアルに公開します。詳細な内訳は、以下の表をご覧ください。

- 収入合計:596,044円
- 支出合計:535,539円
- 貯蓄額:60,505円
- 貯蓄率:10%

2か月連続貯蓄率が低くなりました。
2025年9か月間の貯蓄率貯蓄額は以下のとおりです。

項目 | 目標値 | 2025年8月末時点 | コメント |
---|---|---|---|
年間目標収入額 | 8,068,800円 | 6,786,472円 | 順調達成見込みが見えてきた |
年間目標支出額 | 6,018,358円 | 5,143,635円 | もはや絶対オーバーするでしょう |
年間目標貯蓄額 | 2,050,442円 | 1,642,837円 | (残り40万円) |
年間目標貯蓄率 | 25% | 24.2% | 貯蓄率は目標値近辺を維持 |
収入目標は概ね順調。妻が年末に転職する予定なので収入面で一抹の不安が残ります。

わが家の三大支出は固定費除くと食費、教育費、医療費です。この支出を抑えるのは子育て最中は無理と腹を括っています。
収入|596,044円
9月の収入合計596,044円となりました。
本業収入以外の収入は以下の通りです。
- 配当金:25,304円
- 利息:816円
配当金は毎月配当の米国ETFから23,173円、日本株式から2,131円の配当金をいただけました。
預金利息は楽天銀行の預金利息が大半で、利率0.2%なのでやはりリスク資産に比べるとインフレに負けている感が否めません。
今後も配当金を増やすべくコツコツと投資していきます。
支出 |535,539円(前年同月比+92,593円)
9月の支出は535,539円で、前年同月比+92,593円(120%)増となりました。
- 食費:176,454円
- 交際費:40,950円
- 本・雑誌:福室光生著『投資は金利が9割』を購入
食費:176,454円(お米30kg×5袋8万円で購入)
毎年お米は新米の時期の9月~10月にお米屋さんから30kgの袋で購入し、必要に応じて精米するようにしています。
昨年は10月に一括購入しましたが、今年はお米が底を着いたこともあり9月に購入しました。
2025年の新米価格は高騰しており、2025年10月上旬の全国スーパーの平均価格は5kgあたり約4,200円台となっているそうです。
30kgに換算すると、24,000円になるので、かなり割安で購入できています。とてもありがたいことです。
本・雑誌:福室光生著『投資は金利が9割』を購入
私が投資している投資信託「ひふみ」シリーズの債券運用ファンドマネージャーである福室光生氏初の書籍、『投資は金利が9割』を購入しました。
自民党総裁選の動向やや今後の日本経済を読み解くにあたり、国債や金利について深く知ることは資産形成する上でも非常に重要なキーワードになります。
端的に国債をジャブジャブ発行して積極財政にすれば良い、いやいや、インフレ加速しているから金利を上げるべきだといった発言を鵜呑みにせず、お金や経済を俯瞰して見ることが出来ます。

この本を読んで一番驚いたことは、銀行ってやっぱり必要でお金の循環には非常に重要な役割を果たしているんだと再認識できたことです。
以下の記事でレビューしていますので是非手に取って読んでみて下さい。

2025年9月の資産公開|総資産2,889万

2025年9月現在の総資産実績は以下のようになりました。
- 総資産:2,889万円
- 前月比:+31万円
- 前月比率:101%

連月わが家の資産も最高値更新中です。3,000万円突破したら家計簿報告は一時終了も検討中
総資産の推移2020年9月~2025年9月
資産の推移をグラフにした表です。


集計初めてちょうど5年になります。5年で2,000万円増えました。
資産比率|現金8.9% 保険12.6% 株式71.3% 債券6.4% 暗号資産0.9%
株式の価格が上昇したことで、資産比率における株式の割合はまもなく70%になりそうです。

資産比率は現金8.9%、保険12.6%、株式71.3%、債券6.4%、暗号資産0.9%になり、株式の比率がかなり上がってきました。

今年中にジュニアNISAの出口戦略を考えていて、一部売却を検討しています。その間は一時的に現金比率が増える予定です。
投資継続と成功の秘訣はアセットアロケーション(資産配分)にあり!とも言われるくらいとても重要な要素です。
毎月しっかりとリスク資産の比率を確認し、現金比率を極端に減らさずにいる事で、追加投資の余力を残し心の平穏を保てる配分の維持を目指します。
子育て世代で資産運用を考えているのであれば投資はギャンブルではなく家族を幸せにするための手段です。
したがって、FXや仮想通貨などレバレッジをかけた短期的な取引で勝ちにいくのではなく、負けない投資戦略が重要なのです。
以下の図表は、日銀が2024年3月末現在での日米欧の金融資産構成比較表です。

日本は現金・預金の割合が50%で、金融資産の半分が死に金(市場にお金が出回っていないお金、厳密には預金は間接投資していますが、、、。)になっています。
一方で米国は、現預金はわずか11%。リスク資産の比率は57.9%となり、市場に出回るお金が多い状況です。企業への投資額が大きくなれば当然収益も上がっていき、強いては国民が企業の利益を享受できる好循環が生まれます。
わが家では欧米並みのリスク資産比率を目指してアセットアロケーション運用してきました。気づいたらすでに米国のリスク資産を超えている状況です。
投資実績|9月の投資総額108391円

今月の投資資金の内訳を以下の表にまとめました。
投資枠/年月 | 年間投資総額 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月 |
SBI証券:新NISA(つみたて投資枠/成長投資枠) | 1,202,632円 | 55,102 | 154,002円 | 200,998円 | 77,429円 | 128,821円 | 128,952円 | 114,301円 | 84,855円 | 313,274円 |
ひふみ投信:新NISA(つみたて投資枠/成長投資枠) | 120,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
iDeCo | 160,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
特定口座 | 125,996円 | 18,289 | 17,769円 | 33,743円 | 0円 | 39,655円 | 1244円 | 18,515円 | 0円 | 15,070円 |
投資額合計 | 1,715,775円 | 108,391円 | 206,771円 | 269,741円 | 112,429円 | 203,476円 | 163,952円 | 167,816円 | 119,855円 | 363,344円 |
売却 | 200,095円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 17500 | 0円 | 0円 | 182,595円 |
売買損益 | +83,740円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | +1,300円 | 0円 | 0円 | +82,440円 |

Tポイント投資102円!
新NISA|169,002円投資
新NISAの口座は夫婦2口座あります。SBI証券とひふみ投信で口座開設しました。
SBI証券口座|70,102円投資
SBI証券の2025年9月新NISA実績は以下のとおりです。

- NISA資産残高:5,255,611円
- 前月比/率:+74,380円(+1.43%)
- 評価損益/率:+1,008,547円(+23.74%)
評価損益が100万円を突破しました。日本の個別株の運用が好調で30%近い損益率になっています。

投資信託|55,102円投資
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):50,000円
- ひふみクロスオーバーpro:5,000円
- ひふみマイクロスコープpro:102円

Tポイントでひふみマイクロスコープpro102円分購入しました。
ひふみ直販口座|15,000円投資
ひふみ投信の2025年7月新NISA実績は以下のとおりです。
項目 | ひふみ投信 | ひふみワールド | ひふみらいと | 合計 |
取得価額 | 340,155円 | 84,002円 | 21,002円 | 430,008円 |
評価額 | 389,811円 | 95,752円 | 21,095円 | 482,320円 |
評価損益[円] | 49,656円 | 11,750円 | 93円 | 52,312円 |
損益率 | 14.6% | 13.99% | 0.44% | 12.16% |
つみたて期間 | 1年9ヶ月 | 1年9ヶ月 | 1年9ヶ月 | 1年9ヶ月 |
ひふみでは毎月運用メンバーが報告会を開催しています。直近1月の報告会の内容は以下の記事でご覧ください。

SBI証券 iDeCo|20,000円投資
妻のiDeCoはSBI証券で運用しており、運用方針は下記になります。
- 目的は老後資金と節税対策
- 拠出額20,000円
- 日本と世界に投資
- インデックスファンドとアクティブファンドの組み合わせ
投資先と配分割合は以下のとおりです。
運用商品名 | 雪だるま(全世界) | ひふみ年金 | ひふみワールド年金 |
運用比率 | 40% | 30% | 30% |
運用金額 | 8,000円 | 6,000円 | 6,000円 |
投資形態 | インデックス | アクティブ | アクティブ |
商品タイプ | 内外株式 | 内外株式 | 海外株式 |
信託報酬 | 0.1102% | 0.836% | 1.1% |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |

2025年9月時点での運用結果は以下の通りです。
- 資産残高:1,311,970円
- 拠出金累計:976,730円
- 運用益:335,240円
- 評価損益率:+34.3%

iDeCoは2024年12月より改正されています。以下の表をご覧ください。
項目 | 現在 | 改正後 | 備考 |
自営業 フリーランス | 国民年金と合計で6.8万円/月 | 国民年金と合計で7.5万円/月 | ◆7千円増額 |
会社員 企業年金なし | iDeCo 2.3万円/月 | iDeCo 6.2万円/月 | ◆3.9万円増額 |
会社員 DCのみ加入 | 合計5.5万円 iDeCo上限2万円まで | 6.2万円/月 | ◆DC:企業型確定拠出年金 ◆iDeCoの上限は撤廃 ◆iDeCoの掛金を毎月定額拠出する必要がある |
会社員 DCとDB加入 | 合計5.5万円 iDeCo上限2万円まで | 6.2万円/月 | ◆DB:確定給付企業年金 ◆iDeCoの上限は撤廃 ◆iDeCoの掛金を毎月定額拠出する必要がある |
公務員 | 合計5.5万円 iDeCo上限2万円まで | 6.2万円/月 | ◆iDeCoの上限は撤廃 ◆iDeCoの掛金を毎月定額拠出する必要がある |
個人側へのメリットだけでなく事業者側にも大きなメリットがある改正となりました。
- 会社員や公務員などの加入手続きで提出していた「事業主の証明書」が不要になる
- 加入後の勤務先に義務付けられていた年1回の加入者の在籍および企業年金制度への加入状況の報告が不要になる
- iDeCo+(企業年金を実施していない中小企業の事業主が掛金を上乗せして拠出する制度)の届出書類(様式)が(改正届出書と同意書を一体化など)
25年1月現在、iDeCoの出口部分での改正が問題になっており、退職所得控除が今まではiDeCoを60歳で受け取った後に65歳で退職金を受け取ることが出来れば、退職所得控除をどちらも利用できるという5年ルールがあったのですが、それが10年に延びるという実質退職金所得控除をどちらも利用することが難しくなりました。
iDeCoは所得や掛け金によって、各世帯の控除額が変わってきます。
SBI証券のホームページには、『かんたん節税シミュレーション』がありますので、是非ご家庭でiDeCoをした場合、控除額がいくらになるか算出してみて下さい。
iDeCoにはメリットデメリットの両方があります。主に以下の点です。
- 毎月の掛け金全額所得控除
- 運用益非課税
- 将来受取時も税制優遇措置(退職金控除・公的年金控除)
- 原則60歳まで引き出し不可
- 加入時の手数料として2,829円
- 口座管理手数料171円/月
- 必ずしも税制上お得になるとは限らない(個人差がある)
iDeCoは老後資金対策です。デメリットである60歳まで引出し不可能は無かったものとして考える事が出来るため長期的に継続するためのメリットにもなり得ます。
急な出費の場合に引き出し出来ないからという理由にならないためにも生活防衛資金は確保した上で無理のない金額から始めましょう。
年に一度掛け金の変更も可能です。一時的に「加入者資格喪失書」を提出し、一時的に掛金の支払いを止める事もできます。ただし、口座の管理手数料171円/月は発生します。
iDeCoチェックポイント
■初月は、2か月分まとめて拠出になるので2か月分口座に入金忘れずに
■初月は運用管理費用が2,829円かかるのでマイナススタート
■iDeCoの目的は老後資金。毎月の上げ下げは気にせず運用。

SBI証券のiDeCoは運営管理費用が0円※1で、使用品ラインナップも豊富でお勧めです。資料請求は無料です。以下のリンクから資料請求できますので是非お試しください。
※1:国民年金基金等に支払う費用は別途発生いたします。
つみたてNISA|5年・4年7ヶ月の運用実績
家族合計の2025年9月つみたてNISAの資産合計は以下のようになりました。
項目 | つみたてNISA1 オルカン・S&P500 | つみたてNISA2 オルカン・S&P500 | 合計 |
取得価額 | 1,234,999円 | 1,199,999円 | 2,434,998円 |
評価額 | 2,356,458円 | 2,224,278円 | 4,580,736円 |
評価損益[円] | +1,121,459円 | +1,024,280円 | +2,145,739円 |
損益率 | +90.80% | +85.35% | +88.12% |
つみたて期間 | 5年 | 4年7ヶ月 | ― |

ほったらかしでなにもすることがありません。
つみたてNISA運用期間が丁度5年になりました。5年で約2倍になっているので、この5年間の相場環境は相当良かった時期と言えます。
まとめ|今月の資産形成のヒント
- 無理に投資する必要はなし!自分のペースで投資しよう!
今月は久しぶりに、ほぼつみたて投資のみとなりました。相場が好調だと「もっと買いたい」と思うこともありますが、投資できない期間があっても全く問題ありません。焦らず、自分のペースで続けることが最も大切です。 - 配当金と利息で“成果を見える化”
配当金や利息は資産形成において必ずしも合理的な手法ではありません。しかし、少額でも「お金が働いて第二の収益を生んでくれる」という実感を得ることが出来る点は投資を継続するモチベーションにもなるため感情面では優位に働きます。無理の無い範囲で実施しましょう。 - 福室光生著『投資は金利が9割』は資産形成の羅針盤
子育て世代にとって、住宅ローン・教育費・老後資金など金利が関わる場面は多いもの。この書籍では、金利と経済の関係を軸に、資産形成で直面する課題と乗り越え方を学べます。日本の財政や今後の展望も体系的に理解できる、まさに「長期投資の教科書」です。
資産集計を始めて丁度5年が経過。株式市場の環境も良かったこともあり、わが家の資産は5年で約2000万円増加しました。非常に運が良かったと思います。
このブログ記事が、あなたの家計管理や資産形成のヒントになれば幸いです。
それではまた、ごつこさんでした。
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。
過去の家計簿と資産公開内容は以下の記事にまとめていますので見ていただけると嬉しいです。