ラビット型人生戦略とは?臆病で優柔不断な40代会社員の生き残り戦略

ラビット型人生戦略とは?臆病で優柔不断な40代会社員の生き残り戦略
ごつこさん
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50歳の節目に近づくにつれ、人生の終着点を考えるようになります。50年近く生きていると、自分の性格や日々の行動から、自分の立ち位置が少しずつ見えてきます。そのうえで私は、自分のことを「強者」だとは思っていません。

起業して大きく稼ぐタイプでもなければ、投資で一発逆転を狙えるタイプでもありません。
自信満々にリスクを取れるわけでもなく、何かを決めるまでに時間がかかる優柔不断な性格です。

投資を始めた頃は、あわよくば資産を大きく増やして、早期リタイア、いわゆるFIREのような生き方にも憧れていました。しかし、現実はそんなに単純ではありませんでした。

住宅ローンがあり、教育費があり、家族の生活があり、仕事もあります。また、身内間のトラブルや思春期の子供のケアなど問題は山積み。資産が増えたからといって、すぐに会社を辞められるわけでもありません。むしろ資産が増えたことで、「絶対に大きく失敗したくない」という気持ちの方が強くなりました。

そんな自分が、投資、仕事、家族、お金、消費、将来不安と向き合う中でたどり着いた考え方。
それが、私の考える「ラビット型人生戦略」です。

ラビット型人生戦略とは、臆病で優柔不断な人が、人生で大負けしないための生存戦略です。

強者のように一点突破するのではなく、逃げ道を残す。

天才のように勝ち続けるのではなく、負け方を小さくする。

勢いで人生を変えるのではなく、少しずつ安全圏を広げていく。

派手さはありませんし、夢のある話でもないかもしれません。それでも、家族を守り、自分の生活を壊さず、少しずつ前に進むためには、私にはこの考え方が合っていると感じています。

この記事は、自分に自信がなく、臆病で優柔不断な人にこそ読んでいただきたいと思っています。

他人と比較することなく、自身の性格と向き合い、自分に合った方向へ少しずつ進めていれば、きっとうまくいくと私は思っています。

この記事でわかること
  1. ラビット型人生戦略の基本的な考え方
  2. 臆病さや優柔不断さをリスク管理に活かす方法
  3. 家計管理・投資・仕事におけるラビット型戦略
  4. 家族・居住・精神面におけるラビット型戦略
  5. 他人と比較せず、自分が納得できる選択を重視する理由
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ラビット型人生戦略とは何か

ラビット型人生戦略とは、自分の臆病さや優柔不断さを否定せず、それをリスク管理能力として活かし、逃げるだけではなく攻めるべきところでは攻める考え方です。

この戦略名のヒントになったのは、私の好きな漫画の一つである『兎-野性の闘牌-』です。

主人公のいじめられっ子の高校生・武田俊はイカサマ麻雀を強いられた環境下で「危険牌を見抜く」野生の勘ともいえる才能に目覚め、コードネームに兎と名付けられ、天性の危機察知能力で危険を回避しながら、一瞬のスキやチャンスをものにして、数々の剛腕雀士たちと渡り合っていきます。

その姿に、私はどこか憧れを抱いていました。

なぜ「ラビット」なのか

ラビット、つまりウサギは、自然界で捕食される側の草食動物でます。だからこそ、遠くの危険をいち早く察知し、瞬時に逃げ出すための驚異的な生存戦略を備えています。

その危機察知能力は、発達した聴覚・嗅覚・視覚、そして本能的な警戒心によって成り立っていると言われています。

自然界でも人間界でも、弱肉強食の構造はあります。

情報を持たない人は、情報を持っている人に不利な立場に置かれやすい。経済的に余裕のない人は、経済的に余裕のある人よりも選択肢が限られやすい。

残酷で身も蓋もないことを言っているようですが、それが現実だと思っています。

強者には強者の生存戦略があり、弱者には弱者の生存戦略があります。

私は、間違いなく弱者側に位置していると自覚しているので、生き残る術を考えなければなりません。

そこで、自然界におけるウサギの生存戦略が、人間界でも通用するのではないかと思い、自分の人生戦略に「ラビット型人生戦略」と名付けました。

こうした感覚を意識する前から、思い返せば私はラビット型人生戦略のような行動を取っていました。平たく言えば、後付けです。

でも、それは弱者に備わっていた本能的な資質だったのかもしれません。

強者の戦略をそのまま真似しない

SNSやYouTubeやブログ界隈で、目立っている人々は、すべて私から見れば強者です。そして、その強者は、無数の屍の上に成り立っているということを意識する必要があります。

もちろん、強者の中にも、他者のことを考えて発信している方々もいます。

アイデアには何も意味がなく、行動する者だけが成功する。

最初は稼ぐ力が大事、副業で稼げ。

投資はオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))一本と現金だけで良い。

オルカンはもはや投資ではなく貯蓄だ。オルカン勢は投資家ではない。

企業分析や財務諸表を読めないやつなんか個別株をするな。

信用取引や投資用マンション購入や高額商材購入や大学進学して自分にレバレッジをかけないのはもったいない。

などなど、

優柔不断で臆病な私は、様々なSNSやYouTubeやブログを見あさってきました。そこで行き着いたのは、「どれも私にとっての正解ではない」ということでした。

自分の性格、家族構成、収入、住んでいる地域、背負っている責任によって、正解は人それぞれです。

数年かけて試行錯誤する中で、自分にとって居心地のよい環境や投資手法が、少しずつ見えてきました。

ですので、強者の理論は参考程度にして、自分が納得できそうなことを少しずつストックして育てていく感覚で考えていくといいのではないかと思います。

ラビット型人生戦略の基本方針

ラビット型人生戦略は、ただ逃げ続けるための考え方ではありません。

危険を察知したら、無理に戦わず距離を取る。自分に不利な勝負だと思えば、いったん降りる。
大きく失敗しそうな局面では、迷わず守りに入る。

しかし、ずっと守っているだけでは、人生は前に進みません。

勝負できる局面だと判断したときには、自分が耐えられる範囲でリスクを取り、小さく攻め、少しだけ踏み出すことも時には必要です。

漫画『兎-野性の闘牌-』の主人公武田俊も、圧倒的な「危険牌察知能力(眠れる野生)」で、場を捌ききり、好機と見るや勝負に出て、次第に成長していきます。そんな生き方がかっこいいと思えたのです。

私も、好機が来たときには臆病な自分なりに腹をくくって、危険な場面では振り込まない。好機と見れば、退場しない範囲で攻める。

私の考えるラビット型人生戦略は、ノーリスクの生き方ではなく、そんな「守りながら攻める」ための人生戦略なのです。

臆病で優柔不断な私の「ラビット型人生戦略」の基本方針は以下の通りです。

「ラビット型人生戦略」の基本方針
  1. 一発逆転を狙わない
  2. 大負けしない
  3. 逃げ道を残す
  4. 生活防衛資金を厚めに持つ
  5. 家族の安全を優先する
  6. 一つの情報だけで判断せず、様々な視点から考えて決める
  7. 自分に都合の良い情報だけでなく、反対意見も見たうえで判断する
  8. 自分が耐えられる範囲で適正なリスクを取る
  9. 自分の性格に合わない勝負をしない
  10. 他人との比較より、自分が納得できる選択を重視する

限りある人生、リスクを取らなければ、資産も経験も増えません。しかし、リスクを取りすぎれば、生活そのものが壊れてしまいます。

だからこそ、ラビット型人生戦略では「攻めるか、守るか」ではなく、守りを固めたうえで少しだけ攻めることを大切にしています。

守りがあるからこそ、攻めることができます。

そして、何かを決めるときには、一つの情報や誰かの正解に飛びつくのではなく、複数の視点から考えて行動します。

考えすぎて行動できないのも、機会損失になるので、行動しながら考えるということができれば良いのでしょうが、私はそこまで器用ではないので、どうしても行動する前に少し考えてしまいます。

投資であれば、利回りだけでなく、リスク、事業内容、家計への影響、自分や家族の感情、長期的に考えてどうなるかまで考える。


仕事であれば、収入だけでなく、家族や友人との時間、健康、趣味、将来の選択肢を総合的に考えてキャリア形成を考える。

消費であれば、価格だけでなく、満足感、維持費、手放しやすさまで考える。

すべて当たり前のようだが、実は出来ていない人が多いのではないかとも、時々思います。

臆病だからこそ、よく見てから行動する。優柔不断だからこそ、いろいろな角度から考えてしまう。

私のこの性格は、短所でもあり、長所でもあると今では思うようにしています。

ラビット型家計管理戦略

ここからは、各カテゴリーにおけるラビット型戦略について書いていきます。

ラビット型人生戦略において、中核を成すカテゴリーが、家計管理だと思っています。

家計管理がぶれて不安定になると、家族関係、仕事、趣味、投資、精神面まで、あらゆるものが連鎖して不安定になってしまいます。

まずは、家計を管理してしっかりとした土台を作ることが重要です。

我が家は、約5年間、家計簿アプリを用いて家計管理をしつつ、ブログで発信してきました。年間の収支で黒字になるように支出をコントロールし、5年間、紆余曲折ありましたがすべての年で黒字にすることができました。

夫婦共働き、かつ子どもの教育費がそこまでかからなかったなどの好材料もあったかもしれませんが、可視化できたことで細かいところまで意識が行き届くようになりました。

優柔不断で臆病な私は、貯蓄が多ければ多いほど安心するので、貯蓄率をどこまでも高くしたいと常に思っていました。しかし、私には妻も子どももいます。そして家族にはそれぞれ価値観の違う意思があります。

それらの意志を考慮して総合的に考えて家計管理することで、家族間でのトラブルもなく、円満に進めることができました。

家計管理におけるラビット型戦略としては、自分だけが安心する家計ではなく、家族みんなが息苦しくならない家計を目指すこと。

当たり前のことを言っているようですが、非常に難しいことでもあります。

幸いにして、妻の金銭感覚も私に似ていることもあったので、派手な支出はしない方でした。そのような妻だったので、結婚当初からお小遣い制にはせずに、限られた収入の中から各自消費するという決め事にしたことで、お互いにストレスは少なくなりました。

単純に、運が良かっただけなのかもしれません。

ラビット型投資戦略

次に、ラビット型人生戦略の中でも、適正なリスクを取るうえで非常に難しく、うまく活用できれば資産形成の強力なエンジンになり得る、ラビット型投資戦略について書いていきます。

ラビット型投資戦略を一言で言えば、長期・分散・積立を、地域、資産クラス、時間、そして自分の感情や生活感覚まで含めて考える投資手法です。

一般的に、投資を始めたばかりの初心者や、投資にあまり興味がない方にとっての最適解は、広く分散された世界中の会社に投資できる全世界株式インデックスファンドだと言われています。

少しネットを調べると、猫も杓子もオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))と言われているので、それはすぐにわかると思います。

もちろん、私もその考え方は非常に合理的だと思っています。

でも、優柔不断で臆病な私は、本当にそれだけで大丈夫なのだろうかと考えてしまうのです。

私は、自分が目移りしやすい性格であることをよくわかっています。

だからこそ、インデックス投資オンリーにはならなかったのは、ある意味で必然だったのかもしれません。

その後、インデックスファンドへの投資を軸にしながら、アクティブファンドへの投資、債券への投資、そして個別株式への投資へと興味が広がっていきました。

毎月一定額を積立投資するドルコスト平均法だけではなく、スポット投資も実施しました。

投資枠としても、新NISAの前身であるつみたてNISA、ジュニアNISA、iDeCo、企業型DC、特定口座など、様々な制度や口座を使ってきました。

ただし、闇雲に投資しているわけではありません。全体のバランスを考えたり、自分の感情面と向き合ったりしながら、試行錯誤して実践してきました。

その中でも、決して手を出さなかったのが信用取引です。

中には、「せっかくレバレッジをかけられるくらいの資産があるのにもったいない」と言う人もいるかもしれません。

それでも、私はおそらく今後も信用取引をすることはないと思います。

私にとってのラビット型投資戦略は、リスクを避ける投資ではありません。

むしろ、資産形成のために必要なリスクは取りにいきます。

もちろん、多少のリスクを取っているので損もすることがあります。

NISA枠で購入したつもりが、特定口座で購入してしまい無駄な税金がかかってしまい、自分のあわてんぼうの性格にがっかりすることもありました。

個別株で含み損を抱え損切りしたこともあります。応援していた会社が上場廃止になったときには悔しい思いもしました。外国債券は約5年にわたって含み損の状態ですが、株価下落時の緩衝材になればよいとの思いで耐えています。

応援している投資信託の運営会社の尊敬している社長が退任して、悔しさと不安が入り混じったこともあります。

それでも、一発即死になるようなリスク、生活を壊すようなリスク、家族に迷惑をかけるようなリスク、自分の感情が耐えられないほどのリスクは取らないようにしていますので、生活には何ら影響もなく安定した精神状態で投資に向き合えています。

インデックス投資を土台にしながら、アクティブファンド、個別株、債券、現金を組み合わせる。投資対象だけでなく、自分の性格や感情まで含めて分散する。

これが、私にとってのラビット型投資戦略です。

投資の世界では、最も合理的な方法が、必ずしも自分にとって続けられる方法とは限りません。

だからこそ、他人にとっての正解ではなく、自分が納得して続けられる投資方法を探していくことが大切だと思っています。

ラビット型仕事戦略

仕事においてもラビット型戦略は大いに活用できます。

キャッシュフロー・クワドラントという言葉をご存じでしょうか。

書籍「金持ち父さん貧乏父さん」の著者、ロバート・キヨサキ氏が提唱したお金の稼ぎ方(収入源)を4つのカテゴリーに分類した枠組みのことです。

お金の稼ぎ方のカテゴリーは以下の図のようになり左右に分かれています。

キャッシュフロークワドラント

左側のクワドラント(自ら働いて収入を得る)
E(Employee:従業員・労働者)
会社や組織に雇われ、自分の時間と労働力を提供して給与を得る層。多くはこのカテゴリーに属する。
S(Self Employee:自営業者・専門家)
個人事業主、医師、弁護士など、自分自身が資本となって働き、その成果や時間に応じて収入を得る層。

右側のクワドラント(仕組みやお金に働かせて収入を得る)
B(Business Owner:ビジネスオーナー)
自分が働かなくても利益を生み出す「事業の仕組み」を作り、または所有して収入を得る層(経営者など)。
I(Investor:投資家)
不動産や株式などの資産にお金を投資し、そこから生じる利子・配当・家賃収入などを得る層。

臆病で優柔不断な私は、大きなリスクを取って起業家になれるわけでも無く、短大を卒業し、普通に就職試験を受け、晴れてEmployee:従業員・労働者になりました。

投資や副業で一発逆転を狙う前に、まずは正社員として毎月安定して入ってくる給料があること。これは、臆病で優柔不断な私にとって、精神的な安定に大きくつながっています。

世の中では、転職して年収を上げろ、副業で稼げ、会社に依存するな、という言葉をよく見かけますが、当然それに向いている人はいますし、実際、今の時代に一つの会社だけに依存するリスクはありますし、会社員だから絶対に安泰という時代でもありません。

私は自分の性格を考えたときに、いきなり会社を辞めて独立したり、副業一本で勝負したりするタイプではありません。自他ともに認める石橋を叩いても、場合によっては渡らないタイプです。

だからこそ、私にとっての仕事戦略は、会社員という立場を簡単に捨てるのではなく、その中で自分の役割を作り、必要とされる場所を少しずつ広げていくことでした。

例えば資格を取る。人のやりたくない仕事をやる。だれも担当したくないお客様の担当になる。広く、少しずつ深く、会社の業務に関われる範囲を増やす。会社の看板を借りながら、社内やお客様からの自分自身の信用と信頼を少しずつ積み上げる。

だからといって、会社の言いなりになるのではなく、自分の健康、家族との時間、将来の選択肢を守りながら、会社員としての収入を安定しつつ、投資やブログ、学びなど、少しずつ会社以外の軸も育てていくことで、万が一会社に何があってもいいような準備をしておく。

これが、私にとってのラビット型仕事戦略です。

ラビット型家族戦略

私の中で、家族というコミュニティがあるからこそ、このラビット型戦略を取っているといっても過言ではありません。それくらい、家族は私にとって一番守りたいものです。

もし、独身だったら、もう少しリスクを取れていたのかもしれません。心の奥底には、投資やブログで評価され資産を築きたいという面もあります。

実際に、そんな欲に駆られて、数年間、睡眠や家族との時間を削ってブログや自己投資を頑張った時期もありました。

しかし、次第に家族からの不満も出てきてしまい、家族との意思疎通がうまくいかなくなってきました。そこで、自分のことと家族とのことのバランスをととのえることがやはり大事だと思うようになりました。

そこからは、家族との時間、家事、子供の部活支援の時間を少しずつ増やしていきました。

そういう経験があったからこそ、最終的には家族の生活が崩れることはあってはならないと、改めて感じるようになりました。

妻や子供たちの幸せを一番に考えないといけないんだということに改めて気付かされたんです。

子供たちが自分の人生を自由に選べることができる環境を作ることは親の責務であると思っているため大きなリスクは取れないと強く思っています。

また、お金の面でも、家族と定期的に家計簿報告や資産についての話し合い、それぞれの今後ほしいものややりたいことを話し合う機会を設けて、お金の価値観を共有することに努めました。

当然それぞれ性格も違いますのでお金の価値観も違います。それでも、お互いのお金の価値観がわかっているだけで何となく安心できます。

家族を守るということは、何でも我慢することではありません。

自分の欲も、家族の希望も、将来への不安も、すべて見えるところに置いたうえで、どこまでリスクを取れるのかを考えること。

それが、私にとってのラビット型家族戦略です。

ラビット型居住戦略

古代ユダヤの教典「タルムード」の知恵を受け継ぐとされる『バビロンの大富豪の教え』には、黄金に愛される7つの教えの一つとして、「より良きところに住め」という教えが登場します。

この「より良きところに住め」という言葉は、単に都会の豪華な家に住むという意味ではありません。

人生を豊かにするための環境や場所に身を置き、人生の質や生産性を高めることが、結果として富や成功にもつながっていく。私はそのように解釈しています。

では、私にとってのラビット型居住戦略とは何か。それは、田舎の地元で暮らすという選択が、人生の質とお金のバランスを考えたときに、ちょうどよい環境だったということです。

若い頃は、地元や実家が嫌で、短大卒業と同時に地元を飛び出し、地方都市へ就職した経験もあります。

本人の性格や資質によっては、都会の方が向いている人もいると思います。ただ、私は数年住んでみて、都会は自分には合わないということがわかりました。

そのような経験もあり、転勤族だったのですが、あるタイミングで地元に戻ることができたので、その時点で住宅購入というリスクを取り、地元を拠点に生活することに決めました。

普通はその後、単身赴任になる可能性が高いのですが、通勤圏内であれば車で1時間強かかったとしても通うことにしました。

時間は無駄にしましたが二重生活になると、昨今の光熱費、賃料の上昇もあり、生活コストが急激に上がってしまいます。同僚たちが悲鳴を上げているのも知っていましたので、私は単身赴任を選択しませんでした。

給料面では、異動を伴う単身赴任を選ばない場合、下がりますが、その分家族の心と生活の安定を得ることもできますし、何よりも友人や仲間、地域の方々との繋がりが継続できる点に一番魅力を感じています。

子供たちにも、将来的に生活基盤を安定させるために、実家を起点にしても良いと言っています。どうしても都会に出て働きたい、やりたいことがあるというならば全く止める気はありませんが、いつでも戻ってこれる退避所があるという安心感は必要ではないかと考えています。

運よく、転勤先が地元になったことや、そのタイミングで住宅を購入できたこと。時代の流れが変わり、企業側も単身赴任のメリットとデメリットを考え始めたこと。こうした幸運が重なっただけなのかもしれません。

それでも、最終的には自分で考え、自分で結論を出したということにしています。

都会には、たくさんのお店、イベント、交友関係など、様々な魅力があります。一方で、私にとっては誘惑も多く、支出が増えやすい環境でもあります。

逆に田舎はたくさんの誘惑はありませんが、仕事も選り好みできないのも事実です。

どちらが正解という話ではありません。

自分の性格、家族構成、仕事、収入、支出、そして心の安定を考えたときに、どこで暮らすのが自分に合っているのか。

そこを考えることが、ラビット型居住戦略なのだと私は思います。

私が目指しているのは、家族で暮らし、家計の支出を家族全体で支えながら、家族全体での富を形成し、適度なリスクを取りつつ生活し続ける形です。言うなれば、昭和のサザエさんスタイルです。

古い考え方に見えるかもしれませんが、家族の距離感、支出の分散、生活の安定を考えると、私にはこの形が合っていると感じています。

ラビット型精神戦略

ラビット型人生戦略の根っこにあるのは、精神戦略です。

いくら家計を整えても、投資をしても、仕事で評価されても、自分の心が常に他人との比較や不安で揺れていれば、人生はなかなか安定しません。

「他人の幸せに惑わされずに、自分の幸せに集中する。」言葉にすると簡単ですが、これが本当に難しい。私自身、優柔不断で臆病な性格なのでかなり不安になりやすい性格です。

SNSやブログ、YouTube界隈を見れば、上には上がいくらでもいます。資産額を公開している人、早期リタイアした人、会社を辞めて自由に生きている人、家族仲が良さそうに見える人を見ると、自分はこのままでいいのかと考えてしまうことがあります。

でも、足るを知ることで、今の生活に満足できるのも事実です。向上心がない、刺激がない、もう老後か、という意見もあるかもしれませんが、そこそこうまくやれているのであれば、それでいいじゃないですか。

少なくとも私は、無理に誰かの幸せを追いかけて、自分や家族の生活を壊したくはありません。でもたぶん、完全に比較をやめることはできないからこそ、ラビット型精神戦略では、他人との比較よりも、自分が納得できる選択を重視します。

この考え方にたどり着いた背景には、ストア哲学との出会いもあります。

「死を意識して考える」

「自分がコントロールできるものに集中する」

このような考え方は、臆病で不安になりやすい私にとって、とても大きな支えになりました。

他人の評価、過去の出来事、世界情勢、日本の政治経済、株価の短期的な動き。どれだけ考えても、自分ではコントロールできないことはたくさんあります。

もちろん、無関心でよいという意味ではありません。ただ、そこに心を奪われすぎると、自分の生活が不安定になってしまいます。

家計を整える。仕事を続ける。家族と話す。投資方針を常に見直す。健康に気を付ける。自分の性格を知り行動につなげる。

日々の当たり前の生活を淡々と営み、積み重ねていくだけで、結果的に精神は安定していきます。コントロールできない他人の言動や行動に振り回されないだけでも心はかなり楽になります。

また、約6年間、家計管理や資産形成に真剣に取り組んだ結果、ひとつわかったことがあります。家計管理や投資には、個人の性格がかなり影響するということです。

どれだけ合理的な方法であっても、自分の性格に合っていなければ続きません。楽観的で好奇心旺盛な人と、臆病で優柔不断な人では、合う投資手法も、合う家計管理も違うはずです。

私の場合は、MBTI診断で何度やってもINFP、いわゆる仲介者タイプと出ました。内向的で、自分の価値観や感情を深く考えがちで、意義や目的を求めるタイプ。

言われてみると、インデックスファンドだけでなく、自分が共感できるファンドや個別株に投資してきたことにも、どこか通じるものがあります。

家計管理でも、一つ一つの消費に意味や目的を求めてしまうところがあります。そう考えると、ラビット型精神戦略とは、自分を無理に強く見せることではありません。

自分の臆病さ、優柔不断さ、不安になりやすさ、共感しやすさを知ったうえで、それをどう人生に活かすかを考えることです。

弱い自分を否定するのではなく、弱い自分のまま大負けしない方法を探していく。疲れたら休んで寝る。自分らしく肩ひじ張らずに生活する。

それが、私にとってのラビット型精神戦略です。

わたしは今後も、自身の臆病な性格と優柔不断な性格を理解しながら、家計管理、投資、仕事、家族との関わりに生かし、我が家なりの人生戦略を少しずつ育てていきたいと思います。

まとめ

ここまで、私が考えるラビット型人生戦略について書いてきました。

ラビット型人生戦略とは、臆病で優柔不断な人が、人生で大負けしないための生存戦略です。

  1. 家計管理では、自分だけが安心する家計ではなく、家族みんなが息苦しくならない家計を目指す
  2. 投資では、必要なリスクは取りながらも、生活を壊すようなリスクは取らない
  3. 仕事では、会社員という立場を簡単に捨てず、その中で自分の役割と信用を積み上げる
  4. 家族戦略では、自分の欲と家族の希望を見えるところに置き、守るべきものを間違えない
  5. 居住戦略では、都会か田舎かではなく、自分と家族にとって心とお金のバランスが取れる場所を選ぶ
  6. 精神戦略では、他人との比較よりも、自分が納得できる選択を重視する

こうして、各項目の戦略を客観的にみると、本当に言っていることは普通だし、臆病で優柔不断だと自分でも思います。

臆病さや優柔不断さは、たしかに短所でもあります。決断が遅くなりますし、チャンスを逃すこともあります。時には決断できないときもあります。

でも、臆病だからこそ危険に気づける。優柔不断だからこそ、いろいろな角度から考えられる。不安が強いからこそ、備えることができる。という逆に人生にとっては安心を与えてくれる面もあります。

私はこれからも、自身の臆病な性格と優柔不断な性格を否定せず、うまく付き合いながら生きていきたいと思っています。

強者のように一気に人生を変えることはできないかもしれません。

それでも、家計を整え、仕事を続け、家族を守り、少しずつ投資をし、自分に合った場所で暮らし、自分の心を整えていく。

そんな地味な積み重ねこそが、私にとってのラビット型人生戦略です。

弱い自分を否定するのではなく、弱い自分のまま人生で大負けしない方法を探していく。

そして、守るところは守り、好機と見れば退場しない範囲で少しだけ攻める。

このブログでは、これからもそんなラビット型人生戦略について、家計、投資、仕事、家族、教育、居住、精神面など、さまざまな角度から書いていきたいと思います。

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資産形成ブロガー
資産形成歴6年目。総資産3,000万円達成した筆者が家族で楽しく資産形成している実践記事を配信中。「ブログを通じて社会に貢献」を当ブログの理念とし日々邁進。
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