ひふみアカデミー9月|ひふみ目論見俱楽部の始動と必要な時に取り崩す出口戦略の重要性
投資信託「ひふみ」シリーズを運用しているレオス・キャピタルワークスでは、毎月初旬に先月の運用報告を受益者に向けて発信しています。
発信方法は、月次レポートの資料と動画です。受益者から寄せられる質問に対してもかなりのボリュームで対応しており、毎月全てを見る暇がないという方もいるでしょう。
しかし、運用はお任せでほったらかしでは値動きの振れ幅、暴落、地政学的リスクでマーケットが不安定になった場合、不安になり、解約してしまう場合があります。
せっかく投資を始めたのに、一時の暴落でその後の上昇相場を取り逃す可能性があることはなんとしても避けてもらいたいです。
そこで本記事では投資初心者にもわかりやすく、楽しく私の運用成績も交えながら投資信託「ひふみ」シリーズの運用報告会をまとめてお伝えします。
この記事でわかること
- ひふみアカデミー9月運用報告会の要約
- 投資信託「ひふみ」シリーズ2023年8月の運用成績簡潔に
- 40代子育て世代の投資信託「ひふみ」シリーズ24ヶ月目の運用成績参考に
- 投資信託「ひふみ」シリーズを保有する握力が付く
毎月の運用報告をチェックすることで、経済、企業、投資に興味を持つようになり世の中がカラフルに見える投資家が増えてくれると大変うれしいです。
直販口座開設者にはひふみアカデミー資料がメールで送られてきます。
基準価格が月ベースで5%下落した時はや重大な地政学的リスクや金融危機が起きた場合もメールで状況報告してくれるので安心して長期投資を継続することができます。
5年以上投資継続すると資産形成応援団という制度があり、0.1%~0.4%(銘柄別)信託報酬相当額の還元があります。
口座開設は無料です。以下のリンクより申し込み出来ますので是非検討してみてください。
ひふみ投信の無料の口座開設はこちらから
口座開設方法が分からないという方はこちらをご覧ください。
ひふみアカデミー2023年9月の注目トピック
私が独断と偏見でここだけは、知ってもらいたいというポイントを抜粋しました。詳しい内容を見たい方は読み進めて下さい。
2023年9月ひふみアカデミーの超要約
- ひふみ投信:藤野さん
騰落率-0.11%ひふみ目論見俱楽部始動、売りを先行して現金比率を上げた
- ひふみワールド:湯浅さん
騰落率0.16%地政学&セキュリティを特に重要視している
- ひふみらいと:福室さん
騰落率-1.17%日本長期国債組入れ比率を意識している
- ひふみの夜会Q&Aコーナー:必要な時に解約がおすすめ!投資の出口戦略についてのディスカッションが勉強になった
- 全体:
ひふみ目論見俱楽部の愛称は「ミーモ」、まだ始まったばかりで運用メンバーも色々考えて対応する模様。
ひふみ投信運用報告(ひふみプラス、ひふみ年金参考)
8月は、夏枯れ相場と呼ばれるアノマリーがあります。月初めから米国債の格下げがあり金利が上昇、中旬の中国不動産市況の悪材料からの株安、月末米国のソフトランディング期待が高まって株価は反発し最終的にTOPIXの配当込み騰落率は0.43%でした。
一方ひふみ投信の騰落率は-0.11%となり、TOPIXに対しアンダーパフォームしました。
ひふみのあゆみによると、インフレ予測からの食品銘柄への複数投資、ビックモーター問題からの損保関連の保有銘柄を一部銘柄売却したそうです。
ひふみ投信の運用状況がどうだったのかを見ていきましょう。以下は8月のひふみ投信運用の要約です。
ひふみ投信23年8月の運用報告要約
- 1ヶ月騰落率ひふみ投信
-0.11%ひふみプラス -010%ひふみ年金 -0.09%
(TOPIX配当込1.49%) - 売りを先行して現金比率を上げた。3.49%→4.86%
- 米株が上位組入れ銘柄に上がってきた
- 10年後の未来を見据えた投資戦略、ひふみ目論見俱楽部始動
ひふみ目論見俱楽部始動
インフレ時代に突入し、ひふみ投信ファンドマネージャーの藤野さんは10年後の日経平均は10万円になるだろうと予測し、ひふみ投信の基準価格は30万円になるだろうと強気の予想を立てていました。
しかし、その未来がイイ未来なのか悪い未来なのかは分からなく、投資している人としていない人の格差が広がる恐れがあると言及しています。
富める者がさらに富を拡大し、貧しい人は這いあがることが出来ない。現在の米国が一部の富裕層が富を独占している状態なのですから、日本は米国の後を追う国なのでいずれ同じような未来が来ることが想像できます。
そんな悪い日本の未来を吹き飛ばすべく、ひふみ目論見倶楽部では「未来を創る ありたい未来へ社会を前進させる存在へ」を目的に設立されました。
以下はひふみ目論見俱楽部の概要です。
ひふみ10年先の投資戦略 | ひふみ目論見倶楽部 |
愛称 | ミーモ |
サブタイトル | わくわくと未来の作り方 10年後の未来を妄想しよう |
設立の目的 | 未来を創る ありたい未来へ社会を前進させる存在へ |
計画の背景 | ・ChatGPTの到来で短期目線では勝てない ・インデックス至上主義の動き |
10年後の検討材料 | 大きく3つのテーマにて検討 |
実際の投資戦略 | 4つの分野へ分けて投資 |
目指すべき姿 | 未来の羅針盤になるような会社になりたい 受益者にはめちゃくちゃイイ成績でお返しする |
投資信託には、必ず目論見書という投資信託の投資内容や戦略や想定利回り等が記載されている書類があります。
目論む(もくろむ):囲碁用語が語源、作戦を立てる行為のこと。
ひふみの今後の投資内容についてのプロジェクトなのでピッタリのネーミングだと思いました。
以下の記事でひふみ目論見俱楽部について詳しく解説していますので併せてみて下さい。
組入れ上位10銘柄、東京エレクトロンが4か月連続組み入れ銘柄比率1位
組入れ上位10銘柄をご覧ください。
組入順位/年月 | 23年8月 | 23年7月 | 23年6月 | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 |
1位 | 東京エレクトロン 2.54% | 東京エレクトロン 2.50% | 東京エレクトロン 2.45% | 東京エレクトロン 2.39% | 楽天銀行 2.27 % | アドバンテスト 3.13 % | アドバンテスト 2.80% | 三菱UFJ-FG 2.43% |
2位 | 楽天銀行 2.09% | 楽天銀行 2.38% | 楽天銀行 2.30% | 楽天銀行 2.27% | ソニーグループ 2.12% | ソニーグループ 2.00% | 三菱UFJ-FG 2.32% | アドバンテスト 2.42% |
3位 | 三菱UFJ-FG 1.97% | ソニーグループ 2.05% | 東京海上-HD 2.04% | ソニーグループ 2.13% | 日本電信電話 1.85% | ディスコ 1.80% | 東京海上-HD 1.99% | 東京海上-HD 1.90% |
4位 | ソニーグループ 1.87% | 東京海上-HD 2.04% | ソニーグループ 2.02% | 東京海上-HD 2.08% | 東京海上-HD 1.84% | 日本電信電話 1.78% | ソニーグループ 1.92% | 第一生命-HD 1.86% |
5位 | 日本電信電話 1.75% | 三菱UFJ-FG 1.94% | 三菱UFJ-FG 1.83% | 日本電信電話 1.73% | 東京エレクトロン 1.75% | 東京海上-HD 1.74% | 三井住友-FG 1.79 % | 三井住友-FG 1.82% |
6位 | インターネットイニシアティブ 1.45% | 日本電信電話 1.69% | 日本電信電話 1.79% | 三菱UFJ-FG 1.66% | インターネットイシアティブ 1.72% | インターネットイニシアティブ 1.70% | 日本電信電話 1.79% | 日本電信電話 1.79% |
7位 | 三井住友-FG 1.41% | 第一生命ホールディングス 1.60% | インターネットイシアティブ 1.56% | インターネットイシアティブ 1.65% | 味の素 1.57% | GMOペイメントゲートウェイ 1.65% | 第一生命-HD 1.75% | GMOペイメントゲートウェイ 1.77% |
8位 | MICROSOFT CORPORATION 1.37% | インターネットイニシアティブ 1.51% | 第一生命ホールディングス 1.53% | GMOペイメントゲートウェイ 1.55% | 三菱UFJ-FG 1.56% | 味の素 1.63% | インターネットイニシアティブ 1.70% | ディスコ 1.55% |
9位 | メルカリ 1.30% | GMOペイメントゲートウェイ 1.45% | GMOペイメントゲートウェイ 1.52% | アドバンテスト 1.47% | GMOペイメントゲートウェイ 1.52% | 三菱UFJ-FG 1.56% | ディスコ 1.55% | 味の素 1.55% |
10位 | トヨタ自動車 1.28% | 三井住友-FG 1.41% | SMC 1.42% | オリエンタルランド 1.42% | 第一生命ホールディングス 1.49% | 伊藤忠商事 1.53% | GMOペイメントゲートウェイ 1.64% | インターネットイニシアティブ 1.54% |
上位10銘柄合計 | 17.02% | 18.49% | 18.46% | 18.37% | 17.71% | 18.53% | 19.40% | 18.63% |
半導体製造装置製造の東京エレクトロンが4か月連続組み入れ銘柄比率1位をキープする強さをみせました。
東京エレクトロンは世界が市場の超グローバル企業です。
- 半導体製造装置が売上の9割を占める
- 半導体製造装置メーカー売上世界4位
- 海外売上比率は8割強
今後AIやIoTの発達によりますます半導体需要は伸びる可能性がありますが装置が無ければ作ることができませんからね。
日本は、半導体生産に関しては世界に後れを取っていますが、東京エレクトロンやアドバンテスト、信越化学など半導体工程の川上部門を抑えているのは強みでもあります。
言わずもがなのユニコーン企業であるメルカリも上位に入ってきました。わが家はメルカリ出品もしていましたが最近は出品する機会がめっきり少なくなってきましたのでもう少し頑張って出品したいと思います。
最近では、ポイントでビットコインを購入等、様々なサービスが取り入れられてきています。
ひふみ投信アクティブシェアは依然67.19%と低い状況
ひふみ投信の主な指標を月次レポートより抜粋した表より、大型株の比率を見てみましょう。
ひふみ投信 | 23年8月 | 23年7月 | 23年6月 | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 | -0.11% | 1.81% | 5.62% | 3.86% | 1.19% | 0.61% | 1.49% | 2.74% | -3.57% | 1.26% | 0.2% | -4.18% | 1.95% | 2.14% | -3.04% | 0.54% | -4.01% | 4.38% | -0.94% | -11.70% |
現金比率 | 4.86% | 3.49% | 3.95% | 6.04% | 6.53% | 7.74% | 6.67% | 5.87% | 7.26% | 11.00% | 10.83% | 13.40% | 10.88% | 11.67% | 11.79% | 9.23% | 13.85% | 6.23% | 4.47% | 10.72% |
大型株 | 75.36% | 75.83% | 74.88% | 71.58% | 69.69% | 68.68% | 69.10% | 68.23% | 66.77% | 63.34% | 65.58% | 63.18% | 64.88% | 63.55% | 63.29% | 65.59% | 60.93% | 67.70% | 64.55% | 54.87% |
中小型株 | 18.17% | 19.21% | 19.69% | 20.73% | 22.05% | 21.83% | 22.41% | 24.22% | 24.15% | 23.97% | 21.53% | 21.10% | 21.93% | 22.66% | 22.64% | 22.69% | 22.73% | 23.57% | 28.20% | 31.35% |
超小型株 | 1.61% | 1.46% | 1.48% | 1.65% | 1.73% | 1.75% | 1.82% | 1.68% | 1.83% | 1.69% | 2.06% | 2.32% | 2.32% | 2.12% | 2.28% | 2.49% | 2.48% | 2.50% | 2.78% | 3.07% |
銘柄数 | 302 | 298 | 297 | 294 | 298 | 291 | 282 | 275 | 273 | 270 | 257 | 265 | 261 | 252 | 251 | 240 | 243 | 262 | 264 | 276 |
アクティブシェア | 67.19% | 67.03% | 67.19% | 70.02% | 70.66% | 71.10% | 72.00% | 72.48% | 73.79% | 75.02% | 71.39% | 72.07% | 71.11% | 70.98% | 74.27% | 73.79% | 74.47% | 69.12% | 70.15% | 74.72% |
基準価額 | 63,690円 | 63,759円 | 62,625円 | 59,293円 | 57,089円 | 56,418円 | 56,075円 | 55,250円 | 53,774円 | 55,766円 | 55,070円 | 53,054円 | 55,367円 | 54,309円 | 53,172円 | 54,837円 | 54,545円 | 56,821円 | 54,437円 | 54,955円 |
※大型株 :3,000億円以上
※中小型株:300億円以上3,000億円未満
※超小型株:300億円未満
大型株の比率が75.36%と高い値を推移しており、アクティブシェアは67.19%なりました。
TOPIX等の指数と類似しているほど、アクティブシェアのパーセンテージが低くなります。
日本株が好調で、大型株の株数を増やさなくても相対的に大型株の比率は高くなります。
わが家のひふみ投信23年8月度運用実績
ひふみ投信最後のパートはわが家の運用実績になります。
ひふみ投信の復調に連動し、わが家の評価損益も少しずつですが上向いてきております。8月時点の損益率は12.31%になりました。
つみたて当初からマイナスが続きましたが、そんな時こそ追加投資とコツコツ積み上げし、上昇時の恩恵を受ける事ができました。
わが家のひふみ投信運用は順調です
グラフ内の赤いラインは評価損益率です。振れ幅があり安定しませんがそれでも淡々と積み上げすることができる理由は以下の4つです。
- リスク許容の範囲内で投資している
- 大暴落ではないから
- 毎月の運用報告を定点観測しているので下落の要因がわかる
- 投資したお金が日本経済をぐるぐる回って活躍していると実感できる
信じて託す。お金が働いてくれることを実感できます。
ひふみワールド運用報告(ひふみワールド+、ひふみワールド年金の参考)
以下は8月ひふみワールドの要約です。
ひふみワールド23年8月の運用報告要約
- 単月運用成績ひふみワールド
0.16%ひふみワールド +0.15%
ひふみワールド年金0.21% - 景気減速を懸念あるが半導体は決算が良くもう少し買い増しした
- DXは堅調なので多くの人に支持されている企業にセレクティブに購入
- ひふみワールドもひふみ目論見俱楽部に沿った運用は変わらない
- 地政学&セキュリティは特に重要
バリュエーションって何?
湯浅さんは、セミナーの中でバリュエーションという言葉はあまり好きではないと言っていました。
バリュエーション(valuation)とは企業価値を算出して評価する行為です。
ソフトウエア関連の比率が少し減ったのですが、バリュエーションは無視していなくて市場のニーズに沿った行動をとっているそうです。
良い会社には長期的に呼吸をするように投資をし続けるが、ボーっとずーっと持ち続けることはせずに、市場の評価が高まり高くなった時にはきちんとスライスし、そして収まった時には又買い戻すという行為をしているそうです。
株は安く買って高く売る!機関投資家は市場のうねりを取って呼吸をするように売買しているんですね。
組入れ銘柄上位10社
8月の組み入れ銘柄上位10社は以下のとおりです。
組入順位/年月 | 23年8月 | 23年7月 | 23年6月 |
1位 | FERRARI NV 3.77% | FERRARI NV 3.62% | FERRARI NV 3.60% |
2位 | PALO ALTO NETWORKS, INC 2.49% | PALO ALTO NETWORKS, INC 3.43% | PALO ALTO NETWORKS, INC 3.49% |
3位 | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 2.36% | ORACLE CORPORATION 2.70% | ORACLE CORPORATION 2.73% |
4位 | AMAZON.COM, INC 2.22% | INTUIT INC 2.66% | AMAZON.COM, INC 2.63% |
5位 | INTUIT INC 2.20% | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 2.52% | DR. ING. H.C. F. PORSCHE AG 2.49% |
6位 | ORACLE CORPORATION 2.08% | ACCENTURE PLC 2.24% | INTUIT INC 2.37% |
7位 | NETFLIX, INC 1.82% | TETRA TECH, INC 2.22% | INFINEON TECHNOLOGIES AG 2.22% |
8位 | THE HERSHEY CO 1.71% | MOTOROLA SOLUTIONS, INC 2.15% | ACCENTURE PLC 2.19% |
9位 | EMERSON ELECTRIC CO 1.71% | AMAZON.COM, INC 2.08% | MOTOROLA SOLUTIONS, INC 2.13% |
10位 | MOTOROLA SOLUTIONS, INC 1.64% | INFINEON TECHNOLOGIES AG 1.81% | TETRA TECH, INC 2.11% |
上位10銘柄合計 | 22.01% | 25.44% | 25.95% |
今回は、7位ランクインのNETFLIX.INCに注目してみました。
実写版ワンピースが話題よね。
わが家は契約していないけど、プロモーション動画がYouTubeやFacebookに広告が入るけどとても面白そうで加入する人もいるのではと思いました。
なんと、ロロノアゾロ役はあの千葉真一の息子、新田真剣佑さん!
ワンピース好きのわが家としては一時的でもNETFLIX契約してもいいかなぁと思ってしまいました。
NETFLIXはひふみワールド4つのポートフォリオ世界観いうところのブランドにあたるのではないでしょうか。
- ブランド
- ラグジュアリー、顧客ロイヤリティ、価格決定力
- テクノロジー
- DX、セキュリティ、半導体
- 資本財
- 自動化、制御、反グローバル化、エネルギー効率
- ヘルスケア
- 生活習慣病、医療技術、医療サービス
全世界で2億人以上もの有料会員による資金を元に魅力的なコンテンツを発信し続け、価格決定力があります。
amazonプライムは月額500円、NETFLIXは月額790円~ですが、オリジナルコンテンツの充実さやNETFLIXでしか見られない独占配信が多数ありつい見たくて加入してしまいます。
組入れ国比率
次にひふみワールドの主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふみワールド | 23年8月 | 23年7月 | 23年6月 | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 | 0.16% | -0.09% | 7.85% | 7.14% | 0.02% | -0.47% | 3.34% | 5.12% | -6.13% | -2.60% | 10.08% | -6.01% | 1.01% | 4.09% | -3.24% | -0.29% | -5.08% | 6.14% | 0.34% | -10.99% |
現金比率 | 6.40% | 7.38% | 2.33% | 2.11% | 3.99% | 6.28% | 3.46% | 4.92% | 4.77% | 3.03% | 2.75% | 3.11% | 3.79% | 13.52% | 13.92% | 11.97% | 13.08% | 11.04% | 3.40% | 11.41% |
組入れ国比率 1位 | アメリカ 66.42% | アメリカ 64.04% | アメリカ 67.82% | アメリカ 69.56% | アメリカ 67.42% | アメリカ 65.63% | アメリカ 67.12% | アメリカ 66.68% | アメリカ 67.66% | アメリカ 68.35% | アメリカ 73.27% | アメリカ 73.11% | アメリカ 70.36% | アメリカ 61.57% | アメリカ 60.77% | アメリカ 62.66% | アメリカ 62.83% | アメリカ 64.63% | アメリカ 69.38% | アメリカ 61.70% |
組入れ国比率 2位 | ドイツ 5.04% | ドイツ 5.31% | ドイツ 5.72% | ドイツ 5.33% | ドイツ 5.43% | 中国 5.04% | 中国 4.85% | ドイツ 5.19% | フランス 4.57% | フランス 4.87% | フランス 3.19% | 中国 3.18% | 中国 3.37% | ドイツ 3.25% | ドイツ 3.42% | ドイツ 3.64% | ドイツ 3.55% | ドイツ 3.53% | ドイツ 4.52% | ドイツ 3.25% |
組入れ国比率 3位 | イタリア 4.24% | イタリア 4.02% | イタリア 3.95% | 中国 3.73% | 中国 3.23% | ドイツ 4.75% | ドイツ 4.79% | 中国 4.18% | ドイツ 4.40% | ドイツ 4.32% | ドイツ 3.16% | フランス 2.61% | フランス 3.20% | フランス 2.95% | フランス 3.11% | フランス 3.19% | イギリス 2.30% | 中国 2.26% | 中国 2.98% | 中国 2.93% |
組入れ国比率 4位 | スイス 2.33% | 中国 2.97% | 中国 3.53% | イタリア 2.85% | スイス 3.06% | スイス 3.68% | スイス 3.86% | スイス 3.78% | スイス 2.74% | スイス 2.73% | 中国 2.76% | ドイツ 2.53% | ドイツ 3.17% | 中国 2.52% | イギリス 2.43% | イギリス 2.55% | フランス 2.19% | イギリス 2.11% | イギリス 2.24% | フランス 2.32% |
組入れ国比率 5位 | イギリス 2.31% | イギリス 2.27% | 台湾 2.82% | 台湾 2.81% | イタリア 2.81% | イタリア 2.49% | イタリア 2.46% | イタリア 2.06% | 中国 2.60% | 中国 2.53% | スイス 2.41% | スイス 2.35% | スイス 2.32% | イギリス 2.46% | スイス 2.42% | 中国 1.95% | オランダ 1.93% | オランダ 2.05% | フランス 2.16% | オランダ 2.00% |
銘柄数 | 154 | 138 | 137 | 155 | 152 | 142 | 144 | 152 | 190 | 198 | 207 | 207 | 211 | 202 | 197 | 194 | 194 | 191 | 201 | 197 |
基準価額 | 18,376円 | 18,346円 | 18,363円 | 17,026円 | 15,892円 | 15,889円 | 15,964円 | 15,448円 | 14,695円 | 15,655円 | 16,073円 | 14,601円 | 15,534円 | 15,379円 | 14,775円 | 15,269円 | 15,314円 | 16,134円 | 15,201円 | 15,149円 |
上位3位までは変化なし、中国が上位5から下がり、10位になりました。
中国不動産市場の不安と、経済の鈍化、台湾問題等の地政学的リスクが高まりつつあり、アカデミーワールド部門で湯浅さんが話していたように投資するにはかなりリスクが高い状況になりつつあるのかもしれません。
中国の土地は国に所有権があり、不動産売買時は「土地使用権」として購入するそうです。
生殺与奪の権利を常に国に握られている状況で不動産売買するのって本当に地政学的リスクが高いですよね。
わが家のひふみワールド8月度運用実績
8月までの損益率は16.18%と絶好調です。
入金力がまだまだ足りず、10万円程度ですが世界のびっくりに今後もコツコツ継続投資していきたいです。
ひふみ債券ファンド運用報告(ひふみらいと・まるごとひふみ)
ひふみグローバル債券マザーファンド月次運用報告要約は以下のとおりです。
ひふみ債券ファンド運用報告23年8月要約
- 8月運用成績ひふみグローバル債券
-1.04%ひふみらいと -1.17% - 金利が上がってしまい債券価格が下がってしまった
- R*(アールスター:実質中立金利)の上昇についてどこまで付き合うかは微妙な状況
- 日本20年~30年以上の長期金利は高い水準なので組入れ比率を意識している
R*(アールスター:実質中立金利)って何?
福室さんは冒頭、R*(アールスター:実質中立金利)の上昇について語ってくれました。
初めて聞く用語です。勉強、勉強!
一般的な金利には二つに分解できるそうです。
- インフレ率
- 実質金利
米国は、現在実質金利が5.3%でインフレ率は3%程度。実質は2.3%になる。
景気が良くもなく悪くもない状態の実質中立金利は0.5%が理想だそうです。
それが現在2.3%なので、実質金利が高すぎるため金融の引き締めでインフレ退治しなければないという状況なので金利は上昇、債券価格は下落ということだそうです。
なるほど!実質中立金利0.5%は、安定した経済状況の基準的な金利のことなんですね。
福室さんの予想では、もう少し金利を上げてから来年には年1%ずつ値下げをするのではないかとのことです。
しかし、インフレ率が下がってきても思ったより金利を下げられないのではと市場が話題にしているそうです。
日銀植田総裁マイナス金利年内解除の可能性発言について
先日、日銀植田総裁が年内のインフレ率が定まってきて、マイナス金利を年内にも解除するタイミングが来た可能性があると言及しました。
マイナス金利ってなんですか?
民間の銀行は、利用者から集めたお金の一部を中央銀行に預けているんだけど、本来預けたら金利がついて儲かるのですが金利をマイナスにするとお金を預けたくなくなりますよね。
そうすると銀行は市場に投資や融資といった形で資金を流出されるため金融緩和となり景気を刺激する効果があるんです。
植田総裁の発言以降、銀行銘柄の株価は上昇しています。
少し前に説明したR*(アールスター:実質中立金利)について、日本は-0.5%から0%付近になるそうです。インフレ率が2.0%程度であれば短期金利1.5%程度となるとかなり高い水準だそうです。
さすがにインフレ率が2%行かないのであればマイナス金利を0%とか0.5%にするのではないかと予測されますが、機関投資家の間でも短期金利がどの程度で落ち着くかはブレがあるそうです。
ちょっと何言ってるか分からなくなってきました。
私も理解が追い付かないです。
一方、30年以上の長期金利は高い水準なので今の段階では投資してもいいのではないかという話でした。
8月のひふみグローバル債券マザーファンド組み入れ銘柄1位は日本国債(30年)8.96%です。
安心してください入ってますよ。
ひふみグローバル債券マザーファンド主要数値表
次にひふみライト(ひふみグローバル債券マザーファンド)の主な指標を月次レポートより抜粋し表にしてみました。単月で見るよりも表にする事で変化が分かります。
ひふらいと (ひふみグローバル債券マザーファンド) | 23年8月 | 23年7月 | 23年6月 | 23年5月 | 23年4月 | 23年3月 | 23年2月 | 23年1月 | 22年12月 | 22年11月 | 22年10月 | 22年9月 | 22年8月 | 22年7月 | 22年6月 | 22年5月 | 22年4月 | 22年3月 | 22年2月 | 22年1月 |
騰落率 | -1.17% | -1.04% | 0.65% | 0.14% | 0.03% | 1.47% | 0.12% | 1.70% | -1.86% | 1.07% | -0.74% | -3.62% | -1.35% | 1.91% | -2.43% | -0.67% | -1.99% | -0.37% | -1.35% | -1.96% |
現金比率 | 19.97% | 21.48% | 14.86% | 5.14% | 19.82% | 24.23% | 10.93% | 13.16% | 13.14% | 14.27% | 10.09% | 10.81% | 12.24% | 15.72% | 12.71% | 24.53% | 23.04% | 26.78% | 32.85% | 27.37% |
国債比率 | 54.69% | 21.48% | 57.25% | 54.94% | 54.34% | 52.60% | 52.83% | 52.05% | 49.19% | 50.56% | 50.57% | 50.75% | 50.82% | 48.39% | 48.11% | 47.84% | 47.76% | 47.08% | 54.84% | 58.22% |
住宅ローン担保証券比率 | 9.42% | 9.55% | 9.55% | 9.11% | 8.71% | 6.25% | 6.31% | 6.18% | 9.14% | 9.17% | 9.56% | 9.42% | 9.66% | 9.49% | 9.84% | 9.14% | 8.89% | 9.12% | 4.51% | 6.50% |
特殊債比率 | 1.42% | 1.81% | 1.77% | 2.99% | 2.88% | 2.87% | 2.91% | 2.85% | 2.81% | 2.78% | 2.93% | 2.90% | 2.76% | 2.69% | 5.46% | 5.03% | 7.76% | 7.43% | 6.94% | 5.40% |
社債比率 | 27.68% | 26.35% | 26.12% | 24.82% | 23.68% | 23.38% | 24.17% | 22.87% | 22.96% | 22.77% | 23.97% | 23.33% | 21.74% | 20.90% | 21.14% | 12.94% | 9.89% | 7.04% | 5.31% | 5.15% |
国際機関債比率 | 1.23% | 1.81% | 1.18% | 1.13% | 1.08% | 1.07% | 1.05% | 1.04% | 1.03% | 1.04% | 1.08% | 1.06% | 1.04% | 1.04% | 1.01% | 0.96% | 0.94% | 0.83% | 0.79% | 0.77% |
債券先物取引比率 | -16.43% | -16.13% | -12.68% | ― | -12.34% | -12.24% | – | – | – | -2.36% | – | – | – | – | – | -2.16% | – | – | -6.06% | -3.40% |
地方債比率 | 2.02% | 1.95% | 1.95% | 1.86% | 1.83% | 2.87% | 1.81% | 1.84% | 1.72% | 1.78% | 1.79% | 1.74% | 1.74% | 1.77% | 1.72% | 1.72% | 1.71% | 1.72% | 0.83% | – |
資産別比率 海外債券/国内債券 | 74.71%/21.74% | 72.65%/22.00% | 74.9%/22.92% | 72.31%/22.55% | 65.95%/22.06% | 65.95%/22.06% | 68.30%/20.77% | 65.76%/21.08% | 63.94%/22.92% | 64.45%/23.64% | 66.57%/23.34% | 65.92%/23.27% | 64.59%/23.18% | 61.80%/22.48% | 67.09%/20.20% | 57.44%/20.19% | データ無し | データ無し | データ無し | データ無し |
銘柄数 | 36 | 37 | 38 | 37 | 36 | 36 | 37 | 35 | 34 | 34 | 34 | 35 | 35 | 34 | 38 | 33 | 31 | 27 | 27 | 27 |
基準価額 | 9,069円 | 9,176円 | 9,257円 | 9,197円 | 9,178円 | 9,178円 | 9,045円 | 9,034円 | 8,883円 | 9,051円 | 8,936円 | 8,977円 | 9,314円 | 9,441円 | 9,264円 | 9,495円 | 9,559円 | 9,753円 | 9,789円 | 9,923円 |
※種別比率・組入れ銘柄数はひふみグローバル債券より引用
※基準価格・騰落率はひふみらいとより引用
※ひふみらいとは、ひふみ投信マザーファンド・ひふみワールドファンドが各5%組み入れられております。
国債の比率が21.48%まで下がり、現金比率が増えました。日銀YCC修正前後に債券先物取引を実施して国債を売却していたそうです。
ひふみグローバル債券の基準価格が初期基準価格の1万円に中々回復しないのは、現状世界的な金利上昇渦では当然と思っていますし、むしろ株式と相関性が無い事が債券投資の魅力にもなります。
一定の割合で今後も保有していきたいものです。
ひふみらいと、まるごとひふみについて
- ひふみらいと:-1.17%
- まるごとひふみ15(株式15%):-1.10%
- まるごとひふみ50(株式50%):-0.65%
- まるごとひふみ100(株式100%): -0.01%
バランスファンドは株式比率が高い銘柄がマイナスリターンとなりました。
橋本さんのお話では、株と債券は逆相関の動きになるのが基本なのだが2022年は様子が違い、株も債券も下がってしまい相関性が高くなってしまった年になったそうです。
何度も言いますが、債券市場はここ1~2年は逆金融相場であり、30年スパンで見ても最低水準でしたので、債券コーナーでも語られたように年内いっぱいマイナス状態は続き、来年の利上げ解消に伴い徐々に債券価格は戻ってくるのではないかと私は予測しています。
まるごとひふみのファンドマネージャーが岡田さん退職に伴い9月より橋本さんに変更になりました。
【お知らせ】「ひふみらいと」「まるごとひふみ(15/50/100)」 運用体制およびお客様サポート体制変更のお知らせ
我が家のひふみらいと23年8月度運用実績
8月までの損益率は-4.14%となりました。2022年1月の投資来からマイナスが続いています。
日本除く世界の利上げは最終局面に来ています。私は今が債券投資のチャンスと思い、個人的にも米国債に投資しています。円安が進んでいなければもっと投資していたかもしれません。
「悲観で買い、楽観で売れ」という相場の格言があります。相場には個人投資家、機関投資家、ヘッジファンド、デイトレーダーなど様々な思惑を元に参入しています。
しっかりと状況を把握し慌てずに対応しないと個人投資家はあっという間にカモにされて終わってしまいます。
常に心はフラットにした状態で相場に向かいたいものですね。
ひふみ目論見俱楽部の各ファンドへの影響は?
ひふみ目論見俱楽部は、ひふみ投信(日本株)だけの運営戦略なのかという質問が何度かあったそうです。
藤野さんは、ひふみ目論見俱楽部発表の配信内にて、社内でもまだまだ社員への浸透は半々で疑問に思っている社員もいると言っていました。
まだ始まったばかりなので意思統一含め方向性含め模索している状況ではないかと感じました。藤野さんは、社員に向けてパワポでの説明ではなくて文章で説明したそうです。
湯浅さん、ワールドも元々中長期で皆さんが幸せになれるであろう企業に長く投資している。一番重要視しているのは、ひふみ目論見俱楽部のテーマのグローバルエコノミー&地政学・地政学&セキュリティは特に日本は考える必要がある。日本には安穏としていたのでシンクタンクが少ない。ジオポリティックス・ジオエコノミーを研究し提言した情報を運用会社が対話しながら運用することが重要。運用会社のポリシー的にロシアにはやはり投資したくなかった。
シンクタンクとは政治、経済、科学技術など、幅広い分野にわたる課題や事象を対象とした調査・研究を行い、結果を発表したり解決策を提示したりする研究機関のことです。
国際政治学者の三浦瑠璃さんが経営する会社、山猫総合研究所みたいな機関です。
大城さん、ひふみ目論見俱楽部のテーマのヘルスケアイノベーションは日本も世界も区切りは無いので、ひふみ投信とひふみワールド切磋琢磨協力して運用していくので差は無いです。
福室さん、ひふみ目論見俱楽部についてどういう形で貢献できるかは考えているが正直中々結論が見えてこない。社債に関しては銘柄選択対しては共有できると思っている。根本的な世界観に併せて運用することになるのかなあと思っている。
ひふみの夜会Q&Aコーナー
ひふみアカデミーQ&Aで、受益者と運用メンバーの本音のぶつかり合いから出るトークが充実しており、運用メンバーの深い思考を鑑みることができます。
そして時折入るジョークや笑いがとても魅力なコーナーです。
【大質問1】ベンチマークについて
藤野さん:元々インデックスとの比較はしていなくて参考ベンチマークとしていた。TOPXIについては当然めちゃくちゃ勝ちたいが本質的に重要なことは10年目線で良い会社に投資することにフォーカスすること。
たしかに以前湯浅さんは、はっきりと比較されたくないと明言していました。
藤野さん:短期の予想をせず10年後の話であれば具体的な社名や商品名を出しながら銘柄の話もできると思う。
1.2兆円の大きなお金を動かすため、特定の銘柄についての言及は株価を大きく動かす恐れがあるため相場操縦と捉えられてしまう部分があるから非常にむずかしいところですよね。
【大質問2】企業の不祥事問題について
湯浅さん:答えは無いですが、事象に対してルールを持つ必要がありお客様にとってどのように判断したら良いか考える必要がある。
藤野さん:というか、きもいから投資したくないよね。この状況で使い続ける企業もセンスが問われる。
今まで、見て見ぬふりをしていたのに急に手のひら返しで批判や契約解除をするマスコミや企業も私はどうかなと思いました。
福島は、TOKIOの今までの福島への多大なる貢献を鑑みてTOKIO課の継続を決めました。
大枠で考えずに個々で考え、人と人との健全で誠意のあるつながりは残り続けるという素晴らしい判断だと私は思いました。
【大質問3】セミナー参加者からの質問
大城さん:個別株を買ってみて下さい。次第に経済や企業に興味を持つようになり一気に中級車くらいになり投資が楽しくなるはずです。
藤野さん:個別株が株式分割で買いやすくなっている。好きな会社を1万円程度で株主に
とてもわかります。私も少し個別株投資していますが保有している企業の動向はとても気になります。息子は任天堂株を保有していますが、今の株価どうなの?マリオRPG売れたら上がるかなと、とても興味を持って話をするようになりました。
投資の出口戦略について以下で説明します。
投資の出口戦略は重要、定額よりも低率で取り崩すメリットとは
レオス直販には、運用商品の売却には3とおりの手法があります。
- 解約注文
- 定期解約(定率)
- 定期解約(定額)
解約注文は、子どもの進学や、急な出費の際に必要な額を解約したい場合などに活用できます。
定期解約は、投資の出口戦略として老後年金をもらうような感じで毎月(隔月)一定の金額・率で解約して生活費として活用できます。
◆定率解約のメリット
- 資産が長持ちする
- 暴落時の取り崩し額を少なくすることができる
- 老後の取り崩し戦略に向いている
◆定率解約のデメリット
- 資産残高が減ると換金額が減少する
- 取り崩し額は基準価格によって変動するため換金額が不安定
一般的に、定率で取り崩した方がより資産を長持ちさせることができますので定率での解約をおススメします。
定率の場合は基準価格が下がった状態のパーセンテージでの取り崩しのため解約する金額は少なくなります。
◆定額解約のメリット
- 毎月一定の安定した金額を換金できる
- 計算がわかりやすい
◆定額解約のデメリット
- 資産が長持ちしない
- 取り崩し額は基準価格によって変動するため換金額が不安定
定額解約のメリットは毎月決められた金額を換金できるので生活設計を立てやすいということがあります。
しかし、暴落時にも一定の金額を取り崩すため資産が長持ちしないというデメリットがあります。
老後の時期や保有している資産を考えて定率解約か定額解約かを決めるとよいかもしれませんね。
藤野さんがおススメした「DIE WITH ZERO」とは?
一生懸命資産を貯めてもお金は墓場までは持っていけません。書籍「DIE WITH ZERO」では「人生で一番重要なのは思い出をつくること」、そのためには時期や機会を考えてお金を使うことがとても重要といった内容でした。
私は現在40代です。以下の文章によると今が資産を時期なのですが子ども達の教育費や老後を考えるとそう簡単には考えられません。
人生を最適化するよう金を使う場合、大半の人は45~60歳のあいだに資産がピークに達する。この範囲から外れると、人生の充実度を最大限に高めるのは難しくなる。つまり、経験のために金を十分に使い切れなかったということになる。
引用元:DIE WITH ZERO P227より
資産運用はしつつ、株の配当や給与で得たお金の一部は家族の幸せのためにある程度使いバランスを取った運営をしていけば、きっと老後も上手に資産運用と消費のバランスを取れるのではないかと考えています。
以下のブログリンクでも「DIE WITH ZERO」を購読した内容を少し記事にしています。
SBI証券iDeCoで「ひふみ年金」「ひふみワールド年金」運用始めました
1月からはiDeCoでひふみ年金、ひふみワールド年金も始める予定です。2銘柄共に、直販や証券会社で運用するよりも信託報酬は割安に設定されています。
信託報酬は直販の信託報酬(資産形成応援団を除く)よりも低いです。所得税控除、受け取り時控除の税制優遇を教授できる方であれば検討の余地はあります。投資信託「ひふみ」シリーズをiDeCoで運用するのであればSBI証券がおすすめです。
- 口座開設手数料
無料 - 運営管理手数料
無料 - 多彩な商品ラインナップ
アセットロケーションで運用先を考える
アクティブファンドは信託報酬が高いところが利用者に最初に敬遠されがちですが、税制優遇される枠で運用するのであればむしろ期待リターンが高い銘柄を選定したほうが有利になります。
以下の大江英樹さんのコラムがとても参考になりますのでよかったら参考にしてみてください。商品をどこで運用するかを決めることを、アセット・ロケーションと言うそうです。
8月までの個人の投資信託「ひふみ」シリーズ運用成績
8月の個人の投資信託「ひふみ」シリーズ運用成績も3銘柄合計でプラス圏内を維持するようになり順調です。
3銘柄合計投資成績は以下のとおりです。
- 投資元本423,015円
- 評価額472,159円
- 損益額
+49,144円 - 損益率
11.618%
もう少しで評価額は大台の50万円に達しそうです。日本株がかなり好調なのであと1,2ヶ月の間には達成しそうな勢いです。
まとめ:ひふみ目論見俱楽部で個別銘柄
2023年9月ひふみアカデミーの超要約
- ひふみ投信:藤野さん
騰落率-0.11%ひふみ目論見俱楽部始動、売りを先行して現金比率を上げた
- ひふみワールド:湯浅さん
騰落率0.16%地政学&セキュリティを特に重要視している
- ひふみらいと:福室さん
騰落率-1.17%日本長期国債組入れ比率を意識している
- ひふみの夜会Q&Aコーナー:必要な時に解約がおすすめ!投資の出口戦略についてのディスカッションが勉強になった
- 全体:
ひふみ目論見俱楽部の愛称は「ミーモ」、まだ始まったばかりで運用メンバーも色々考えて対応する模様。
ひふみ目論見俱楽部についてはこれからどんどん発信されることでしょう。とても楽しみです。
個人的にはひふみの夜会Q&Aコーナーでの退職間近の質問者さんの投資の出口戦略について解約したいと質問しているのに対して運用メンバーは嫌な顔一つせずに答えてくれているのが印象的でした。
結局お金や資産も増やすだけでは自身では価値を享受できないわけです。
未来への投資と現在の思い出や欲望や家族の幸せの為への投資をバランスとって運用していきたいものですね。
それではまた、来月の報告会でお会いしましょう。
ひふみ投信の無料の口座開設はこちらから
2022年6月のひふみアカデミー情報は以下の記事をご覧ください。
我が家の家計簿・投資実績・資産も公開しています。子育て世代の資産形成を試行錯誤しながら取り組んでいる過程を発信しています。失敗した内容も記事にしていますので参考になれば幸いです。
3年間の資産形成で得た役立つアイテムやサービスやアプリをまとめました。以下の記事からご覧ください。
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。