【貯蓄率17%】2024年4月の家計簿と資産公開!3年続けたブログ運営の意義と得たものとは?
子育てや老後など、将来に対する不安は誰にでもあります。教育費の高騰や老後2,000万円問題は、私たちを悩ませる大きな課題です。お金に困らない未来を実現するためには、どうすれば良いのでしょうか?
資産運用について学びたいけれど、同じ家族構成を持つ人の経験談を見つけるのは難しいものです。
そんな中、総資産2,000万円を達成し、様々な倹約術と豊かなお金の使い方を実践する4人家族わが家(ごつこさん@gotukosan)の資産運用方法、倹約方法、お金の使い方について、日々の生活を交えて紹介します。
その理由や経験も含め、あなたの学びになる部分が一つでもあるはずなので是非続きを見て頂けると嬉しいです。
この記事でわかること
- 40代共働き子ども2人の家計簿の実態がわかります
- 投資歴4年の資産、運用実績がわかります
- 収入の増減に対する対処方法がわかります
以下の記事では、3年間家族協力して資産形成に取り組んできた過程で役に立ったアイテム・サービス・アプリ・本を紹介しています。
日々の生活での役立つ情報や失敗した内容も記録として残しています。何か一つでもお役にたてればと思い、過去の家計簿と資産公開内容は以下の記事にまとめています。
2024年4月の家計簿公開
一般的に家計に占める貯蓄の理想は30%~40%と言われています。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」によると年代別家計に占める貯蓄率の平均値は以下の表となるそうです。
世帯主の年令別 | 平均貯蓄率 | 金融資産目標残高 平均値 | 金融資産目標残高 中央値 | 金融資産保有額 平均値 | 金融資産保有額 中央値 | 貯蓄しなかった |
20歳代 | 17% | 2177万円 | 1000万円 | 212万円 | 62.5万円 | 24.3% |
30歳代 | 14% | 3365万円 | 1500万円 | 752万円 | 238万円 | 22.2% |
40歳代 | 12% | 2926万円 | 1500万円 | 916万円 | 300万円 | 24.2% |
50歳代 | 12% | 3308万円 | 2000万円 | 1386万円 | 400万円 | 23.7% |
世帯夫婦と子どものみ | 12% | 3186万円 | 2000万円 | 1270万円 | 460万円 | 26.3% |
平均値は外れ値に影響されるため中央値としての貯蓄率はもう少し低くなると予測されます。
わが家では、過去の家計簿と年間の支出予測から毎年の貯蓄率目標値を決めています。
今年の貯蓄率目標は23%です。尊敬する本多静六先生の「四分の一天引き貯金」を目標に掲げたいのですが、子育て世代は何かと使うことも多いため23%に設定しています。
【書評要約】「本多静六 若者よ、人生に投資せよ」 [ 北康利 ]投資家藤野英人氏推薦!実践例有り
収支報告|貯蓄額90,276円 貯蓄率17%
2024年4月のリアルな家計簿を公開します。詳細の内訳を以下の表にまとめました。
保険やブログサービスの更新時期が重なり支出は多めでした。
4月なのに電気代が高いのはなんでだろう。
2024年の4ヶ月目の貯蓄率、貯蓄額はプラスに推移
次に、年間べ―スでの収支と貯蓄率を見てみましょう。
24年4月時点の実績は以下のとおりです。
- 年間貯蓄率目標:24% 実績:25%、達成率106%
- 年間貯蓄目標1,693,853円 実績759,409円、達成率45%
貯蓄目標の進捗は順調です。3月に期末賞与をもらえたことが順調な要因です。今年は娘が受験生なので塾や講習等のお金がかかるかもしれませんので引き続き気を引き締めて資産管理していきたいですね。
収入合計544,973円|
4月の収入合計は544,973円となりました。
預金お利息|6円
銀行預金のお利息で6円いただきました。日銀がマイナス金利解除を決定し、ようやく日本にも金利のある世界がという時期ではありますが、まだまだ銀行にお金を預けてもお金は増えないということがわかる金額です。
さらに、実は預金利息から税金が引かれるとさらに少なくなります。
また、一度でも時間外取引でATM手数料を払ったらマイナスになってしまいます。
わが家は、地域の銀行が給料振込口座になっているので、毎月給料が入ったら自動的に楽天銀行に移行するように設定しています。それだけでも金利は0.2%もらえますから0.02%の地銀の10倍あるので生活資金や投資待機資金の置き場所としてはネット銀行の方が優れていると言えるでしょう。
わが家がどのように地銀に振り込まれた給料を他の口座に振り替えているのかを、以下の記事で詳しく解説しています。給料口座は地銀から変更できないという方は是非ご一読を!
配当金|1,947円
毎月分配金が出るVGLTから1,947円いただきました。チャットGPTの利用料くらいは稼いでもらっているので助かります。
SPYD【新NISA口座非課税】 | 0円 |
HDV【新NISA口座非課税】 | 0円 |
VT【JrNISA口座非課税】 | 0円 |
VGLT【特定口座課税】 | 1,947円 |
日本個別株【特定口座課税】 | 0円 |
円安の状況で、ドル建ての配当金を受け取ることができるのは心理的にも安心材料になります。
支出 |454,697円
今月の支出合計は454,697円でした。
今月は通信費【光回線・携帯・固定】50,255円の内訳の一部2点にフォーカスを充ててみました。
- 通信費【光回線・携帯・固定】34848円|ブログのレンタルサーバー代
- 通信費【光回線・携帯・固定】1,441円|娘の格安SIMトーンモバイル
通信費【光回線・携帯・固定】34,848円|ブログのレンタルサーバー代を払って得たものはたくさんあった
当ブログは、ドメインを取得し、コノハウイングというレンタルサーバーを使用して運営しています。3年間の複数年契約をしており、4月でちょうど3年が経過したので更新しました。
3年契約で34,848円。月換算すると968円です。はてなブログやアメブロなどでブログを書くのであれば料金はかかりませんが、私は自分のブログサイトが欲しかったのでドメインを取得し、運営を開始しました。
3年間継続して資産形成の記事を発信して得たものは、果たしてあったのでしょうか。
ひとつは、資産が単純に倍に増えました。
毎月、収支のことを気にしつつ、投資についても様々な勉強をしてきました。その副産物として得た資産形成の知識も、今後の人生に大いに役立つことでしょう。
ブログを通じて、普段の生活では出会うことのない様々な価値観を持った方々とお話する機会も増え、非常に良い経験となりました。
自ら考え行動する力も付きました。
ブログのネタや良い情報は無いかと、積極的に情報を探しに行く癖がつきます。
以下の記事は、自ら有料ライフプランを申し込み、記事掲載依頼のメールをして記事にしました。
更には、継続して何かを実行する力が付きました。
SNSもそうですが、自分が発信したい場所があるということは、今後の社会にとって重要になってくる可能性があります。そして発信内容は個人の信用となるため、継続して価値ある情報を発信する必要があります。
少し古いデータですが、総務省が2009年に発表した「ブログの実態に関する調査研究」によると、1年続くブログは「30%」、2年続くブログは「10%」、3年続くブログはわずか「3%」だそうです。
そんな継続率の低いブログを、コツコツ3年間続けることができたのは、ひとえに読んでくださるあなたがいたからだと思っています。
一人でもブログを読んでくれている人がいて、少しでも役に立つ記事を書き、『ブログを通じて社会に貢献』できるのなら毎月968円は安いもんです。
4年目に突入し、あと3年間は続ける契約をしました。今後も自身の経験をベースに資産形成の役に立つ記事を書いていきます。
通信費【光回線・携帯・固定】|1,441円娘の格安SIMトーンモバイル
娘の格安SIMを、OCNモバイルONE(550円)からトーンモバイル(1,480円)に切り替えました。4月に毎月の利用料1,441円が引かれてました。
今のところ外出先で通信容量なども気にする必要なく快適に使っているみたいです。
わが家が子どもの格安SIMとしてトーンモバイルを選んだ理由は以下の記事で書きました。月額費用を安く抑えるに越したことはありませんが、動画視聴制限と見守り機能の充実の2点が気に入り変更することにしました。
特に小中学生のお子様がいる方には参考になる内容なので是非見てみて下さい。
2024年4月の資産公開|総資産2,274万円
2024年4月現在の総資産実績は以下のようになりました。
- 総資産:2,274万円
- 前月比:104万円増
- 前月比率:104.8%
- 前年同月比:614万円増
- 前年同月比率:137%
4月の日本株式市場は軟調も、円安と米国市場好調の恩恵も受けわが家の資産は104万円増!
総資産の推移2020年9月~2024年3月
資産の推移をグラフにした表です。
全体の資産比率|現金19% 保険16% 投資65%
総資産の資産クラスを現金、投資、保険とざっくり分類した時の比率を表したグラフです。
4月は毎月の積立額にプラスして少し投資信託、個別株を買い増ししました。恐らく5月は税金等々の支払いもあり現金比率はかなり下がる予定です。
現金比率のだいたいの目標値としては、10%~20%台にすること。
そして、生活防衛費と追加投資用の資金は確保しておきたいという点を意識しています。
投資継続と成功の秘訣はアセットアロケーション(資産配分)にあり!とも言われるくらいとても重要な要素です。
毎月しっかりとリスク資産の比率を確認し、現金比率を極端に減らさずにいる事で、追加投資の余力を残し心の平穏を保てる配分の維持を目指します。
子育て世代で資産運用を考えているのであれば投資はギャンブルではなく家族を幸せにするための手段です。
したがって、FXや仮想通貨などレバレッジをかけた短期的な取引で勝ちにいくのではなく、負けない投資戦略が重要なのです。
投資実績|4月の投資総額 207,950円
今月の投資資金の内訳を以下の表にまとめました。
投資枠/年月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月 |
SBI証券:新NISA(つみたて投資枠/成長投資枠) | 167,950円 | 325,928円 | 159,120円 | 104,290円 |
ひふみ投信:新NISA(つみたて投資枠/成長投資枠) | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
iDeCo | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
特定口座 | 0円 | 43,942円 | 0円 | 15,000円 |
投資額合計 | 207,950円 | 409,870円 | 199,120円 | 159,290円 |
売却 | 0円 | 72,124円 | 124,700円 | 0円 |
売買差額 | 207,950円 | 337,746円 | 74,420円 | 159,290円 |
4月は、以下の毎月定期つみたての他に、個別株等を購入しました。
新NISA|187,950円 個別株を数銘柄購入
新NISAの口座は夫婦2口座あります。SBI証券とひふみ投信で口座開設しました。
新NISA:SBI証券運用報告
SBI証券の2024年4月新NISA実績は以下のとおりです。
NISA運用残高:1,740,879円、評価損益は71,536円(+4.28%)でした。
ひふみ直販口座|20,000円
ひふみ投信の2024年3月新NISA実績は以下のとおりです。
項目 | ひふみ投信 | ひふみワールド | ひふみらいと | 合計 |
取得価額 | 60,001円 | 16,001円 | 4,001円 | 60,003円 |
評価額 | 61,742円 | 17,491円 | 3,973円 | 83,206円 |
評価損益[円] | +1,741円 | +1,490円 | -28円 | +3,203円 |
損益率 | 8.48% | 9.31% | -0.7% | 5.33% |
つみたて期間 | 4ヶ月 | 4ヶ月 | 4ヶ月 | 4ヶ月 |
日本市場が調整相場となり下落したことが要因でひふみ投信の運用はふるいませんでした。詳しくは以下の記事をご覧ください。
個別株|117,950円
個別株はSBIレオスひふみ20株の他、数銘柄をNISA枠で購入し直しました。
- SBIレオスひふみ 20株
- アマダ 10株
- ULSグループ 5株
- 日本空調サービス 10株
- DCMホールディングス 5株
- すかいらーくホールディングス 5株
今後の個別銘柄での投資戦略として以下の方針でコツコツ購入していきます。
- 新NISAの成長投資枠で購入
- 長期保有が大前提
- 応援したい銘柄を購入
- 高配当株を押し目買い
- 家族で楽しめる株主優待目当てで購入
新たにDCMホールディングスとすかいらーくホールディングスを購入しました。身近にある企業かつ家族で優待を楽しむため単元化を目指します。
iDeCo|20,000円
妻のiDeCoはSBI証券で運用しており、運用方針は下記になります。
- 目的は老後資金と節税対策
- 拠出額20,000円
- 日本と世界に投資
- インデックスファンドとアクティブファンドの組み合わせ
投資先と配分割合は以下のとおりです。
運用商品名 | 雪だるま(全世界) | ひふみ年金 | ひふみワールド年金 |
運用比率 | 40% | 30% | 30% |
運用金額 | 8,000円 | 6,000円 | 6,000円 |
投資形態 | インデックス | アクティブ | アクティブ |
商品タイプ | 内外株式 | 内外株式 | 海外株式 |
信託報酬 | 0.1102% | 0.836% | 1.1% |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
2024年3月時点での運用結果は以下の通りです。
- 資産残高:639,442円
- 拠出金累計:500,000円
- 運用益:139,442円
- 評価損益率:+27.9%
iDeCoは掛け金所得控除があり、運用益以上のお得感があります。退職金が無い方で40代前後の方は新NISAと並行して検討しても良い制度です。
iDeCoは所得や掛け金によって、各世帯の控除額が変わってきます。
SBI証券のホームページには、『かんたん節税シミュレーション』がありますので、是非ご家庭でiDeCoをした場合、控除額がいくらになるか算出してみて下さい。
iDeCoにはメリットデメリットの両方があります。主に以下の点です。
- 毎月の掛け金全額所得控除
- 運用益非課税
- 将来受取時も税制優遇措置(退職金控除・公的年金控除)
- 原則60歳まで引き出し不可
- 加入時の手数料として2,829円
- 口座管理手数料171円/月
- 必ずしも税制上お得になるとは限らない(個人差がある)
iDeCoは老後資金対策です。デメリットである60歳まで引出し不可能は無かったものとして考える事が出来るため長期的に継続するためのメリットにもなり得ます。
急な出費の場合に引き出し出来ないからという理由にならないためにも生活防衛資金は確保した上で無理のない金額から始めましょう。
年に一度掛け金の変更も可能です。一時的に「加入者資格喪失書」を提出し、一時的に掛金の支払いを止める事もできます。ただし、口座の管理手数料171円/月は発生します。
iDeCoチェックポイント
■初月は、2か月分まとめて拠出になるので2か月分口座に入金忘れずに
■初月は運用管理費用が2,829円かかるのでマイナススタート
■iDeCoの目的は老後資金。毎月の上げ下げは気にせず運用。
SBI証券のiDeCoは運営管理費用が0円※1で、使用品ラインナップも豊富でお勧めです。資料請求は無料です。以下のリンクから資料請求できますので是非お試しください。
※1:国民年金基金等に支払う費用は別途発生いたします。
つみたてNISA|3年8ヶ月・3年3ヶ月の運用実績
つみたてNISAの運用期間がついに3年に到達しました。2022年の相場が悪い状況でも継続してつみたてることが出来たのはやはり気持ち的な問題が大きかったと思います。
- 自動的に投資されるため停止するひと手間がかかること
- 近々でまとまったお金を使う予定がないこと
- 余剰資金で運用していたこと
- たくさんの書籍や動画やブログを見て、暴落は必ずやってくることを知った
短期的に利益を追うのではなく、しっかりとした目的(老後資金・教育資金)を定め長期、分散、つみたてすることで、少なくとも下落相場で焦ることは無くなるはずです。
家族合計の2024年4月つみたてNISAの資産合計は以下のようになりました。
項目 | つみたてNISA1 オルカン・S&P500 | つみたてNISA2 オルカン・S&P500 | 合計 |
取得価額 | 1,234,999円 | 1,199,999円 | 2,434,998円 |
評価額 | 1,852,085円 | 1,750,212円 | 3,602,297円 |
評価損益[円] | +617,087円 | +550,213円 | +1,201,186円 |
損益率 | +49.96% | +45.85% | +47.9% |
つみたて期間 | 3年8ヶ月 | 3年3ヶ月 | ― |
今後追加投資は出来ないので、取り崩す機会が出てきた時に必要額を取り崩す予定です。
まとめ
毎月の家計簿、運用に取り組んでいる最中で、資産形成のヒントになりそうなお伝えしていきます。
- 地方銀行への預金利息最小限に:銀行預金の利息は微々たるもので、税金が引かれるとさらに少なくなります。ATM手数料でマイナスになることもあるため、より高い利息が得られるネット銀行を活用しましょう。
- 発信力の重要性:今後の社会ではSNSやブログを通じた個人の発信力が問われる時代が来ます。特に就職活動では、発信力や情報発信の継続性が評価されることが増えるでしょう。自分の考えや価値を発信し続けることで、信用力が高まり、就職やキャリアにおいて有利に働く可能性があります。
- 子どもの通信費の節約:小中学生のお子様がいる家庭では、格安SIMを活用することで通信費を抑えつつ、見守り機能を充実させることが重要です。
それではまた、ごつこさんでした。
※本記事は、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではございません。くれぐれも投資は自己責任・自己判断でおねがいいたします。
過去の家計簿と資産公開内容は以下の記事にまとめていますので見ていただけると嬉しいです。